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自治体の皆さまへ

町長への手紙(2)

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北海道奈井江町

■奈井江町がゼロカーボンシティ宣言を行ったと広報に掲載されていたが、主語の奈井江町が何を指すのか教えてください。
宣言だけで数値目標もロードマップもなく、現在のCO2発生量、自然減、人為的に削減する目標、その推移を2025年まで描かないと達成は難しいと思います。
○ゼロカーボンシティ宣言を行った「奈井江町」は事業者や町民の皆さんも含む奈井江町の全てを指しています。この地球規模の大きな課題は、全世界、全自治体、そして全町民が意識して取り組まなければ、決して解決できない問題として捉え、町の方針として、皆さんのご協力をいただきながら長期的視点で取り組むことを第2回定例会の一般質問において答弁をさせていただきました。
国は、脱炭素を推進するために、令和3年度に地域脱炭素ロードマップを策定し、地方創生に資する脱炭素の行程と具体策を示しました。環境省のみならず、各省庁においてそれぞれ支援ツールが示されています。町といたしましてもこれらの取り組みを再確認し、必要に応じて、財政状況や費用対効果、地域資源とのマッチングなどそれぞれあらゆる可能性、導入効果を勘案しながら、幅広く検討していきたいと思っています。
広報紙面に掲載した取り組みは、町が行ってきた取り組みを事業者や町民の皆さまにも知っていただき、ゼロカーボンの取り組みが広がるように行動を呼びかけることが目的であり、環境のために自分たちができることから始めて欲しいという思いから掲載いたしました。

■病院に面会に行った際に、廊下に大きな扇風機やサーキュレーターを何台も設置し稼働させ、患者に暑い思いをさせまいと病院のスタッフも必死に努力していらっしゃいました。
患者と職員の命を守るために町立病院にエアコンの導入をお願いします。
○ご要望のありましたエアコンについては、昨今の異常気象や温暖化の影響などの状況について理解しており、当院としても現在設置に向けた検討を行っておりますが、設置までにはお時間を頂戴することをご了承ください。

■猛暑が続いており、交流プラザみなクル等は凄く涼しかった。図書館やコンチェルトホール等、人が集まりやすい施設にも冷房を設置し、涼しい場所をつくってはどうか。そのことを常時周知すべきではないか。
また、朝10時くらいから夕方4時くらいまでそういう場所への期間限定無料バス等の交通網の整備もしてほしい。
○近年、猛暑日が連続していることを踏まえ、国との協議を含め、公共施設等への冷房設備の検討を始め、工事の発注が決定したところであります。まずは、子どもたちや入院患者が、安全に過ごす環境整備を最優先と考え、小中学校や病院の冷房設備を優先して整えていく予定です。
交流プラザみなクルは、空調設備を全館に設置し、どなたでも常時快適にご利用いただける施設です。コンチェルトホールでは、イベントの際に来場者が不快に感じないよう、適正な温度管理に努めているところです。また、公民館及び図書館についても令和6年度に冷房を設置する予定であり、設置後は町民の皆様にお知らせしますので、今後も暑さを避ける施設としてもご利用いただければと思います。
次に交通網についてですが、町は、「市内循環バス」と「向ヶ丘線」の町営バス2路線を地域住民の交通手段や高齢化を伴う生活交通確保のために運行しております。
町営バスは、第一に買い物や通院、町外への移動のためにJRや中央バスの接続に配慮しながら、生活交通手段として運行していますので、ご要望のありました「交流プラザみなクル」や「図書館」「コンチェルトホール」への期間限定無料バスの交通網については、町営バスの運行を鑑み、その運行は難しいと考えております。

■財政健全化指標について広報に予算しか公表されておらず、各指標の正しさを確認し難いです。議会で認定された決算内容を町民に伝えるためにどのような方法を用意しているのか。
○健全化比率等の公表は「地方公共団体の財政健全化に関する法律」に基づき、全自治体が広報紙・ホームページ等を活用し、公表することとされているため、当町においても公表に必要となる情報を厳選して掲載しております。
各指標について、決算における各種数値の集計・解析作業を経て算定していることから、広報紙の限られた紙面では詳細について掲載することは難しいものと考えておりますが、算定に用いる財政規模等の決算数値は、「財政状況資料集」として、総務省等関係機関における内容確認作業の終了後の年末を目途にホームページへの掲載を予定しておりますのでご参照願います。
詳細記事の掲載が難しいものは、二次元コードの掲載と併せて関連ホームページへの誘導など、工夫した紙面の作成に努めて参りますのでご理解願います。

■広報11月号に掲載の令和4年度一般決算について前年度比の増減だけで予算額からの増額に言及がない。家計簿を用いて表現をしているが分かりにくい。
○決算額が前年度に比べて増減した主な要因を限られて紙面の中でその内容を要約し「決算概要」として伝えております。より詳しい要因の解説や実績比はホームページへの掲載について今後検討していきたいと考えております。
また、できるだけわかりやすいようにという思いで「家計簿」を用いた表現をしておりましたが、より伝わりやすい表現や言葉の統一性などを心掛けながら今後見直して参りたいと思います。

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