(1)免疫力が高まる
がん細胞や体内に侵入したウイルスを退治するNK細胞は、笑うことによって活性化します。また、体内の免疫システム全体のバランスも整えるため免疫力が高まります。
(2)脳の働きが活性化
脳の「海馬」は、笑うと活性化されて記憶力がアップします。また、脳内の血液量が増加するため脳の働きが活発になり、認知症予防にも役立ちます。
(3)自律神経のバランスが整う
“笑い”によって交感神経(緊張モード)の働きが高まり、その後一息つくことで副交感神経(リラックスモード)がうまく働き、自律神経のバランスが整います。
(4)血行促進・筋力アップ
思いきり笑ったときの呼吸は、深呼吸や腹式呼吸と同じような状態。いっとき心拍数や血圧が上がり、酸素の消費量も増えるため、いわば”内臓の体操”といえます。腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などにもよい刺激となります。
(5)幸福感と鎮痛作用
笑うと脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。この物質は幸福感をもたらすほか、モルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減すると言われています。
これらは、面白いことで笑わなくても「作り笑い」でも同様の効果が得られると言われています。笑いヨガなどのエクササイズもありますので、ぜひ日頃から笑顔の時間を増やすことを心掛けてみましょう。
健康福祉課健康グループ
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