~住み続けたいまち室蘭を目指して~
青山市長の令和6年度のまちづくりと予算編成の考え方について、今号と来月号の2カ月にわたりお知らせします。
今号は、予算の概要と4つの戦略のうち、「1.安心できるまちづくり」を掲載します。
令和6年度は、最重要課題である人口減少対策において、子育て世帯の負担軽減を柱としたこどもを生み育てやすい環境の充実のほか、働き手不足に対応した地元人材の定着や地域経済の活性化に向けた施策展開を図ります。
さらに、能登半島地震を踏まえた防災対策の強化や、将来にわたって安心できる地域医療の提供体制構築に取り組みます。
■令和6年度の予算
一般会計:福祉や教育、道路整備など、市の基本となる事業の会計です。
「438億6,100万円(-6.8%)」( )内は前年度に対する伸び率
一般会計の予算額は、前年度と比べ6.8パーセント、32億1,000万円の減となりました。
歳出では、廃棄物中間処理施設建設費の減少により減額となり、それに伴い、歳入では市債と基金繰入金が減額となっています。
企業会計:民間企業と同様に、利用料金収入などで運営する会計です。
水道事業…32億8,200万円(-2.6%)
病院事業…120億1,800万円(4.9%)
公設地方卸売市場事業…6億9,300万円(8.6%)
港湾整備事業…4億6,800万円(4.5%)
下水道事業…47億6,600万円(-9.0%)
「212億2,700万円(0.4%)」
特別会計:一般会計とは別に、独立して経理を行う会計です。
国民健康保険…79億6,200万円(-2.5%)
介護保険…80億3,100万円(1.7%)
後期高齢者医療…18億8,500万円(5.8%)
「178億7,800万円(0.2%)」
◇主な用語の説明
市税:市民税、固定資産税、たばこ税などで、市の予算を支える最も重要な収入
国庫支出金:国が市に対して、使途を特定して交付する補助金など
地方交付税:自治体の財政力に応じて国から交付される収入。使途は特定されない
市債:建設事業などのための長期借入金
道支出金:道が市に対して、使途を特定して交付する補助金など
諸収入:どの収入項目にも属さない収入。預金利子、貸付金元利収入、学校給食費など
その他:法人事業税交付金などの各種交付金や土地売却収入など
民生費:高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、生活保護などに関する経費
広域連合負担金:ごみ処理や情報処理業務を共同で行っている西いぶり広域連合と北海道後期高齢者医療広域連合への負担金
諸支出金:特別会計への繰出金、企業会計への負担金や補助金など
職員費:職員の給料・諸手当など
公債費建設事業などに借り入れた長期借入金の元金・利子と一時借入金の利子など
総務費:公共建築物の維持補修費や工事費のほか、災害対策、市民活動などに関する経費
土木費:道路、河川、街路、公園などの維持管理、整備などに関する経費
教育費:小中学校、生涯学習、文化、芸術、スポーツなどに関する経費
衛生費:健康増進、母子保健、疾病予防、廃棄物処理などに関する経費その他議会費、労働費、農林水産業費、商工費、災害復旧費など
詳細:財政課
【電話】25-2268
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