【シリーズ防災情報】
冬季の避難行動において最も大切なのは、「防寒対策」です。災害の発生は、季節を選んでくれません。冬は、夏以上に防災に対する日頃の準備が大切です。
◆冬季の避難対策
災害が発生して避難所へ避難する場合など、冬季の避難行動において最も大切なのは、「防寒対策」です。
冬季に大規模地震が発生し、家屋や電柱などの倒壊により停電が発生した場合、被害の大きさによっては、数日間は電力が使用できなくなることが予想されます。電力が復旧するまでの間、自宅や避難所では、日頃のように電気を使用する生活は困難になりますので、自身での防寒対策が必要となります。
平成30年9月に発生した胆振東部地震では、全道的な大規模停電を招きました。もし冬季に同規模の災害が発生していた場合、災害対応は、より困難を極め、日中でも氷点下となる北海道での避難生活は多くの制約を受ける環境になったと思います。
比較的簡単に準備ができる防寒対策は、防寒具、採暖用品やカセットコンロのような軽易な調理器具が考えられます。防寒具はジャンパーやトレーナーなどの上着類、厚手の下着・靴下、冬用手袋、冬用の帽子、使い捨てカイロなど、普段使っているものが災害時にも役立ちます。
食料は「体が温まるもの」が良いです。過熱や給湯により調理する際には、カセットコンロがあると大変便利です。
▽富良野市防災講演会『自然現象とくらし』
今後の気象変化について講演いただき、防災・減災について考えます。
日時:2/8(木)18:30~20:00
場所:文化会館会議室 ※申込不要・参加無料
講師:田辺順一さん(旭川地方気象台長)
問合せ:総務課
【電話】39-2300
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