健康推進係 櫻田遼太郎さん
私の係では保健師や管理栄養士が専門職として働いていますが、いつもどんな仕事をしているかみなさんは、知っていますか?このページでは毎月保健師や管理栄養士が健康についての記事を掲載していますが、今回は視点を変えて周りから見た保健師や管理栄養士の仕事について紹介します。
■保健師と管理栄養士とは
まず、保健師として働くためには、看護師免許に加えて保健師免許の2つの国家資格が必要となります。看護師は病気やけがの治療をサポートすることを主な目的とする一方、保健師は病気やけがを未然に防ぐ予防医療でサポートすることを主な目的としています。保健師は、町民みなさんの毎日の生活や体で心配なこと、不安なことに相談に乗り、生活指導をし、健康的な生活を支えています。
次に、管理栄養士についてです。栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格であり、主に健康な人に対して、健康指導などを行えます。他方で管理栄養士は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格であり、健康な方はもちろん、病気や高齢により食事を摂りづらくなっている人に対しても栄養指導などを行うことができます。例えば、健康の維持や増進といった生活習慣病予防に向けた食生活支援を栄養指導または調理実習などを通して行っています。
■保健師と管理栄養士の普段のお仕事
町では毎週月曜日が健康相談日となっており、10時から16時まで保健師や管理栄養士が健康の相談を受ける窓口を開設しています。健診の結果を受け取りに来たことがある方もいるのではないでしょうか。この他にもご自宅への訪問や、町内の企業や団体へ健康講話などを行うこともあります。予防接種、歯科保健、がん検診などの各種健診、母子保健、精神保健、町民の栄養改善、食育推進といったさまざまな健康分野の仕事に携わっています。
また、新型コロナウイルスワクチンの接種についても携わっていて、予防接種の会場で見かけた方も多いのではないでしょうか。このように町民みなさんが病気にならないよう健康について様々なサポートをしてくれる人が保健師であり、管理栄養士です。
■終わりに
病気はいつやってくるか誰にもわかりません。みなさんも今のところ何ともないから自分は大丈夫と過信せずに、自分の健康を見つめなおして、病気の予防について考えてみませんか。
また、町ではこれから秋の総合健診を行います。申し込みの締切までまだ余裕があるので、まだ今年の健診を受けていない方はぜひ受けてみてはいかがでしょうか。なお、予約が必要となりますので、まずは健康こども課の窓口や電話にてご相談ください。
※むし歯のなかったお子さんは、本紙またはPDF版をご覧ください。
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