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ガーデンシティえにわFOOD BAGで減らそう!食品ロス

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北海道恵庭市

◆日本の食品ロス事情
今、食品ロスが大きな問題となっています。食品ロスとは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。もったいないことであるのはもちろん、ごみとして焼却するときの環境問題も深刻です。農林水産省および環境省の推計によると、令和3年度、日本で出た食品ロス量は約523万トン。これは、国民全員が毎日おにぎり1個分(約114グラム)の食品を捨てている計算になります。

◆市内の食品ロス事情
恵庭市内では、どのくらいの食品ロスが出ているのでしょうか。令和4年度の1年間に、市内で出た食品ロス量は651トン。市民1人当たり、年間約9.3キロの食品を捨てている計算です。
市では、食品ロスを削減するため、令和5年度に削減目標を決定。令和3年度に推計量676トンあった食品ロスを、令和12年度までに632トン・率にして6.5%削減することとしました。目標達成のため、今年度も右表1のとおり、さまざまな取り組みを実施しています。

◆FOOD BAG事業スタート
10月からは、飲食店で食べ残した食品を持ち帰り、安全に食べきることで、事業系食品ロス削減につなげようという取り組みを開始。実施に先立ち、市では新たに「ガーデンシティえにわFOODBAG」を600個作成。試験的に市内12の飲食店に配布しました(右表2)。配布飲食店で、年末にかけて宴会が増える時期に使用してもらい、後日アンケートを実施。効果を測ることとしています。
今後、飲食店を利用するときは、「食べきれる量を注文する」、「食べきれないときは、持ち帰りが可能であれば、持ち帰って安全に食べきる」、ということを意識してみてください。みんなで、食品ロス削減に取り組みましょう!

◇市内の食品ロス量651トン(令和4年度)

◇恵庭市の食品ロス量削減目標

■市の食品ロス削減に向けた取り組み(R6年度)
◇北海道文教大学との連携
・食品ロス削減推進ポスターの作成。小売店、飲食店、市施設への掲示
・ポスターメイキング、インタビュー動画の公開(YouTube市公式アカウント)
・食育アイドル「イザリス」が歌い、市焼却施設で撮影した食品ロス削減推進MVの公開(文教大公式アカウント)
・学園祭「恵華祭」への出展(防災食を使用したレシピの考案、レシピ集の配布)

◇各種媒体での周知啓発
・広報えにわでの啓発
・啓発紙「ごみ減量大作戦」の発行
・北海道油脂事業協同組合と使用済み食用油回収およびリサイクル事業に関する協定の締結
・市ホームページでフードドライブ実施先の紹介
・ガーデンシティえにわFOOD BAG

■FOOD BAG 使用店インタビュー
鳥焼商店 嘉指(かざし)博之さん
◇食品ロス削減の取り組みは?
もともと、自前で容器を準備していたこともあり、食べ残しを持ち帰る人は多いですね。あまりにも食べきれていない人には、こちらから声かけもしていました。容器が配られたことで、声かけがしやすくなりましたね。

◇食べ残しが多いと感じる場面は?
やはり、宴会や団体でいらした時は、話が弾んで食べられないことが多いのかなと感じます。個人のお客様よりも、「持ち帰りますか?」と声かけすることが多いですね。

◇食品ロス削減のための工夫は?
オープン時から、いろいろな種類を食べられるようにと、焼き鳥は1本から注文できるようにしています。また、お客様が残された料理は、「なぜ残されたのか」を厨房(ちゅうぼう)で確認し、味付けや量など、提供方法を工夫するようにしています。

◇持ち帰りの際注意することは?
持ち帰られるお客様には「本日中に食べてください」とお伝えしています。安全においしく食べて頂いて、食品ロス削減につながるとうれしいです。
・ガーデンシティえにわ FOOD BAGを利用する際の注意点は、市ホームページでも紹介しています!
詳しくはこちら※本紙掲載の二次元コードをご確認ください

■FOOD BAGを設置している市内飲食事業者
味の福龍
さかな亭
刺身一番
SNACKKIMAMA
pizzeria e trattoria CERVO
つぼ八恵庭駅前通り店
つぼ八恵み野店
鉄板焼ダイニング さわしん
鳥焼商店
浪花亀すし
味覚館
ミモザの園

問合せ先:廃棄物管理課
【電話】33-3131(内線1133)

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