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【特集】ポイ捨てのないきれいな「えにわ」づくり(2)

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北海道恵庭市

■インタビュー interview

◆子どもたちのためにもポイ捨てはやめよう
市民ボランティア
恵み野在住 平井さん
Q.ごみ拾いを始めようと思ったきっかけは?
7~8年前に、当時飼っていた犬の散歩がきっかけでした。よく道と川の駅まで散歩に行っていたのですが、道中に落ちているごみが多いことに気がつきました。「花のまち」としてきれいなまちで知られるえにわが、「ごみのまち」になってしまうと思い、ごみ拾いを始めました。それからは、夏場は早朝4時、冬場は6時ごろにごみ拾いをしています。

Q.どんなポイ捨てごみが多いですか?
ごみの量が多いのは家庭ごみです。これは、人目のつかない草地に多く捨てられていて、45ℓのポリ袋が何袋も置いてあることが定期的にあります。見つけた場合は市役所に連絡をして、回収してもらっています。
そのほかには、タバコの吸い殻、空き缶・ペットボトルが多いですね。タバコの吸い殻は、踏み切りの前に何十本もまとめて落ちていることがあります。恐らく、踏み切り待ちをしている車が灰皿の吸い殻をまとめて捨てているのではないでしょうか。

Q.ポイ捨てをする人に対してどう思いますか?
子どもの教育に良くないと思います。大人がポイ捨てすると、見ている子どもが真似してしまうので、絶対にやめて欲しいです。

Q.ポイ捨てごみを拾い続けての感想は?
ごみ拾いを続けてきて、年々ポイ捨てごみが増えてきていると感じます。昔に比べるとごみの分別種類が増えたり、ごみ袋の値段が上がったりといったタイミングで、特に増えています。恵庭市は戸別収集をしていたり、焼却施設があったりするので、ルールが変わったりごみ袋料金が上がったりするのは仕方ないことだとは思いますが…

Q.ポイ捨てする人へのメッセージ
「ポイ捨て禁止」と書かれた看板の前に、あえてごみを捨てていく人もいます。えにわがきれいなまちであり続けるためにも、今の子どもたちに「ポイ捨て」は良くないことと伝えていかなければならないと思います。子どもたちの未来を守るためにも「ポイ捨て」はやめてください。

◆きれいな花のまちであり続けたい
恵庭市役所廃棄物管理課所属
パトロール員 宗片さん
Q.どのようなパトロールをしているのですか?
皆さんが回収してくれたポイ捨てごみのボランティア袋を回収する作業の合間で、数十カ所の重点地区を中心に軽トラックでパトロールしています。よく落ちているポイ捨てごみは、缶、ペットボトル、コンビニの袋に入ったごみが多いですね。

Q.ポイ捨てする人へのメッセージ
えにわは花のまちと言われているので、きれいなまちでありたいという思いがあります。それでも車からごみを捨てるといった行為を見かけることもあります。人の迷惑になりますし、何より子どもたちが見ていたら、将来同じことをしてしまうかもしれないので、ポイ捨てはやめましょう。

◆継続することが大切
恵庭市役所ボランティアサークル
シボラ 吉成さん・藤原さん
Q.どのような活動をしているのですか?
「きれいなまちづくり条例」で制定されている5月30日に、「ごみゼロの日」として『クリーンウォーキング』というまちの清掃活動を、市と共催で実施しています。今年は5,200人を超える参加がありました。他には、花火大会などの市内イベントへの人的支援などをしています。

Q.きれいなまちづくりに対する思い
さまざまな人たちの協力によって、市内各所で清掃活動が行われています。『クリーンウォーキング』を通じて、多くの人たちとのつながりができ、今後のまちづくりにつながっていることを実感しています。これからも、きれいなまちであり続けるためには、こういった清掃活動を継続することが大切だと感じています。

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