◇小中一貫教育の全面実施に向けた推進計画の策定
《ポイント01》計画推進のプロセス
(1)9年間で目指す子どもの姿を明らかにする
(2)目指す子どもの育成に必要な(小中一貫)教育を検討する
(3)必要な教育を行うための望ましい環境(施設)を検討する
(4)教育内容や教育施設等を総合的に検討する
《ポイント02》目指す子どもの姿の明確化
小中一貫教育を有効に生かして、どのような子どもの育成を目指すかを明確にします。
・目指す子どもの姿「夢や志を持ち、たくましく次の一歩を踏み出し、多様な環境で学び続け、未来社会をよりよく生き抜く子ども」
・基本理念「15歳の春への責任ある教育の推進(9年間の一貫教育を通して)」
《ポイント03》愛別町の教育課題「15歳の春」
愛別町の子どもたちは、幼児センター、小学校、中学校と、ずっと同じ屋根の下で生活し、15歳になると多くの子は、近隣の高校へ進学していきます。その時に、「自信と勇気」、「生き抜く力」、「夢」を持って飛び出していけるよう、子どもたちに関わる全ての者が、「夢を抱き、たくましく次の一歩を踏み出す15歳の春」を描きながら教育にあたります。
《ポイント04》愛別町の特色等を生かした教育内容の柱の構築
・愛別と小中一貫の良さと魅力が十分生かされる教育
・愛別で育ったことを誇りに思い、変化の激しい社会を生き抜き、社会を支えていく力を育む教育
・愛別の現状や将来の可能性を生かす教育(学校規模や9年間変わらない学級構成員、都市とのほどよい距離感、明るく素直な子どもたち、地域の子どもたちとしての育成など)
《ポイント05》小中一貫教育に関わる推進の方向性
・義務教育9年間を見通した学校教育目標を設定し、目標の達成を目指します。
・9年間の連続した教育課程を編成して系統的な学習指導を進め、確かな学力の定着と体力の向上を目指します。
・学校、家庭、地域が協働し、9年間を見通した継続的な生徒指導を行い、豊かな社会性や人間性を育て、心豊かな児童生徒の育成を目指します。
・子どもが学び合う場を設定し、教職員が協働して教育活動を設定し、教育効果を高める活動を工夫します。
・未来に生きる子どもたちに不可欠であるグローバル感覚とICTに対応する能力を育むため、英語教育とICT教育に取り組みます。
・教員が相互に連携、協力して児童生徒への理解を深め、心身の発達に応じたきめ細かな指導に取り組み、子どもたち一人ひとりの個性や能力を伸長し、生きる力を育みます。
・教職員が相互の学校の文化や教育の在り方、系統性を理解し合い、互いの専門性を生かして指導の向上と「15歳の春」に向けた意識の改革を図ります。
◇先進校視察
令和5年4月から6月にかけては、教育長、教育委員、学校長、町および教育委員会職員により、道内3校の義務教育学校と1校の小中一貫型小学校・中学校、計4校の先進校視察を行いました。
それぞれの学校種の組織や運営等の違い、メリット、デメリット、校舎等建設に係る費用等を確認してきました。
◇愛別町小中一貫教育調査検討委員会の設置
令和5年7月に「愛別町小中一貫教育調査検討委員会」を設置し、令和6年1月まで、5回の委員会を開催してきました。
3月号では、「小中一貫教育調査検討委員会の協議内容」についてお知らせします。
問い合わせ先:教育委員会
【電話】6-5115
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