WBSC U-15 野球W杯日本代表 林 将輝(しょうき)(静内第三中学校3年)
5歳から野球を始め、現在は日高リトルシニアに在籍。8月にコロンビアで開催された「WBSC U-15野球ワールドカップ」に侍ジャパンUー15日本代表として出場し、主に投手としてW杯初優勝に貢献しました。
小学生の頃から投手としてのスピードボールを武器にしてきました。W杯でも自慢のストレートで、世界を圧倒しました。
◆野球を始めたきっかけなど
父が野球をやっていたこともあり、幼い頃から野球は身近にありました。5歳の頃に自宅で父と始めたキャッチボールがきっかけで、野球少年団に入団し、同じ時期に、野球に必要な体の柔軟性や指先の感覚を養うため、水泳とピアノも始めました。
中学生からは硬式野球チームの日高リトルシニアに所属しました。学年が上がるにつれて、投手として緊迫した場面での出場が増え、その経験から精神面が強くなり、今ではどんな場面でも緊張せずに投げられるのが自分の強みです。中学2年生のときに北海道選抜に選ばれてからは、走り込みやフォームの見直しを行い安定して力強い球が投げられるようになりました。
野球を始めた頃から、試合の日は必ずどんなに朝早くても、自宅の庭で父と練習をしてから試合に臨んでいます。思うような投球ができなかった時期もありましたが、父との練習を通じてケアやサポートを受けながら改善してきました。
《父の林 誠(まこと)さん》
将輝は野球が本当に好きなので、自分で投球フォームやボールの握りを研究するなど、楽しんで野球に取り組んでいます。
また、野球を通して、人としての礼儀や感謝の気持ちを大切にできるような指導を親として心掛けています。
大好きな野球が職業にできるように、これからも夢に向かって頑張ってほしいです。
◆侍ジャパンU-15日本代表として世界一に
父の勧めと監督の後押しで侍ジャパンU-15に応募しました。最終トライアウトでは、全国トップレベルの選手を前に緊張して思うようなプレーをすることができませんでしたが、日本代表に選ばれたことは本当にうれしかったし、大きな自信となりました。
W杯では決勝戦を含む3試合に登板し、プレッシャーを感じながらも、監督やコーチからのアドバイス、チームメイトからの声かけが大きな力になり、思い切ってプレーすることができました。チームとしても、試合を重ねるごとに結束力が強まり、結果としてU-15日本代表初の世界一を達成できました。これは、自分たちの力だけでなく、監督や両親、日高リトルシニアの仲間など、多くの人の支えがあったからだと思います。
◆今後の目標など
高校1年生からしっかりと活躍して、まずはU-18日本代表、そしてプロ野球選手になることが目標です。そのためにも、高校ではさらに成長できるように怪我に気を付けながら練習や試合で技術を磨き、プロ野球選手として活躍するための努力を続けたいです。
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