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旭丘高新聞(特別号)(1)

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北海道札幌市中央区

■「あいまる さっぽろ」と動物たちの今
あいまるさっぽろは、令和5年(2023年)11月13日にオープンした動物愛護管理センターの愛称です。保護動物の譲渡促進や福祉向上、動物愛護・適正飼育の普及を目的としています。保護した動物のケアや市民に向けての講習会など、施設で行っている活動を紹介します。

■市立札幌旭丘高等学校新聞局が取材しました
動物愛護管理センター「あいまる さっぽろ」と動物たちの今
旭丘高校の新聞局が令和5年(2023年)11月13日にオープンした「あいまる さっぽろ」を取材しました。
局員が令和6年(2024年)1月7日に行われた講習会に参加し、後日施設を見学して、市民の皆さんに伝えたいことをまとめました。

◆(緊急事態)猫の収容数増加中
市では、年間、犬を100匹、猫を400匹ほど保護しています。
最近はの多頭飼育崩壊が増え、収容数の限界を超えています。猫の部屋だけは足りず、犬の部屋にも猫が収容れているのが現状です。犬と猫を同じ部屋に入れると、互いの鳴き声でストレスがたまっていき、健康に影響が出てきます。また、猫は同じ家から来た個体を複数匹一緒のケージに入れるなどして、なんとか収容している状態です。

◆家族に迎えませんか?
あいまるさっぽろでは犬猫の譲渡を積極的に行っています。施設に行けば見学することができ、定期的に譲渡会も開催しています(詳細は全市版本紙13ページ)。
多目的ホールには、譲渡されていった犬猫たちのその後の様子が分かるポスター「あれからずっと家族です!!」が掲示されており、とても温かい気持ちになります。
また、公式X(エックス)では、職員が施設にいる猫の性格や推しポイントを紹介する「推し猫紹介」を発信しています。猫のかわいさがよく伝わる写真や動画が満載なので、ぜひご覧ください!

◇check!
お迎え前に確認してほしいこと
・動物を飼うことのできる生活スタイルや環境ですか?
・動物の飼育には餌代や治療代など大変なお金がかかります。金銭面について不安はありませんか?
・10年、20年先も、責任を持って飼う自信はありますか?

お迎え後のお願い
・年齢やその子に合った食事を与えましょう。
・十分な運動をさせましょう。
・しっかりとしつけをしましょう。
・ワクチンは必ず打ちましょう。
・放し飼いはやめましょう。
・法令やマナーを守りましょう。
・災害時に備えましょう。

◆札幌市の現状と目標
市は平成30年(2018年)4月に札幌市動物愛護管理推進計画を策定し、動物の管理などに関する数値目標を定しました。犬の殺処分に関しては、平成26年度(2014年度)以降継続している0匹を目標値としています。また、猫の殺処分に関しては数値目標は設定していませんが、事故で致命傷を負うなど、やむを得ない場合に安楽死処置をするのみとなっています。
他にも、年間で50件程度発生している犬が人や他の動物をかむ事故を25件に減少させる、全体の20%前後で推移している動物愛護の精神が広まっていると思う人の割合を50%以上とするなど、具体的な目標値を掲げています。
あいまるさっぽろではこれらの目標を達成するため、さまざまな活動を行っています。

「動物愛護の精神が広まっていると思う人の割合」の推移

(出典:同センター令和5年度事業概要)

◆あいまるさっぽろの活動とは?
主な活動は、犬や猫の保護といった動物愛護活動や市民へ動物の飼い方を教えるワークショップの開催、犬猫の譲渡です。
また、飼い方に関すること、野良猫や近所で飼われている犬猫で困っていることの相談や、亡くなった動物の火葬も受け付けしています。他にも、施設に勤務する獣医師が保護した動物たちのストレスケアや健康管理を行うなど、活動は多岐にわたります。

◆施設案内
※詳細は本紙をご覧ください。

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