◆持続可能な未来を考える
SDGs(エスディージーズ)は、貧困をなくす、飢餓をゼロにする、気候変動に具体的な対策をとるなどさまざまな問題を解決するための世界共通の目標です。
SDGs(エスディージーズ)は17の目標と、169のターゲットで構成されており、世界各国が2030年の達成を目指して取り組みを進めています。
このような中、栗山小学校の6年生62人は、SDGs(エスディージーズ)をテーマに、このくりやまを、この地球を、どのようにして守っていくのか、自分たちにできることは何かを考えることにしました。
そしてこの問題を、小学校生活最後となる学芸会で、下級生や保護者、地域の方へ問いかけました。
◆未来のためにできることはなにか
町内の小学生は総合的な学習の時間などで、ハサンベツ里山や雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウスなど、本町ならではの自然を舞台に、体験活動を通じたさまざまな学習をしています。栗山小学校の6年生もこれまでたくさんの体験活動を経験し、そのたびに地域への愛着を育みながら学びを深めてきました。
自分たちが未来のためにできること。それは、今まで経験したことを実践したり、学びで得たことを共有したりすることにありました。6年生は「それならできる!」と、声を揃えます。
◆未来は大変なことばかりではない
地球温暖化、貧困の問題など、地球規模で難しい問題が山積しています。
しかし、未来は大変なことばかりではありません。SDGs(エスディージーズ)の達成目標年である2030年には小学6年生は成人を迎えます。それまでに学び、考え、仲間と共に成長する。そして現状を受け止めたうえで未来は私たちの手でつくる。栗山小学校6年生は大切な一歩を踏み出しました。
▽Interview
長澤志歩(しほ)さん
自然体験やモノづくり体験がとても好き。続けられるよう自然環境を守りたい。オオムラサキがもっとたくさんいるまちにしたい。
前田禅(ぜん)さん
募金や服のリサイクルなど、自分がやれることをやっていきたい。栗山町の自然を守ってテーマパークのような楽しいまちにしたい。
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