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令和6年度 教育行政執行方針(2)

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北海道栗山町

◇一人ひとりを大切にする教育の推進
すべての子どもたちが社会環境の変化に適切に対応し、より良い人生を生き抜くため、必要となる基礎的な力を育み、個性や能力に応じた最適な学びを支えていくとともに、教育の専門性や指導力を高めるため、個別の指導計画等に基づき、特別支援学級・通級指導教室における指導や就学相談の充実に努め、一人ひとりの能力を最大限に伸長する特別支援教育を推進し、交流及び共同学習等を通して子どもたちが障がいの有無に関わらず、相互に活動する機会の充実を図ります。
また、学校・家庭・地域・関係機関等が連携し、問題行動の課題に迅速に対応するとともに、ヤングケアラーなどの困難な課題を抱える子どもたちに対する適正な支援、子ども一人ひとりの悩みや状況を迅速に把握し、関係機関との緊密な連携の下で適正な対処に努めるなど、子どもたちが相談しやすい環境づくりを進めます。
さらに、就学前から義務教育修了までの発達段階を円滑につなぐ各種プログラム等の活用や異校種の交流を通して、幼保小中の連携した教育を充実させ、子どもたちの発達や学びの連続性を高めていくとともに、不登校の未然防止や復帰支援、関係機関等と連携した早期発見・早期対応の充実を図り、多面的・多角的な視点から、個々の状況に応じた効果的な改善プランの策定に取り組みます。

◇安全・安心な学校づくりと教育環境の充実
子ども自らが自然災害や交通事故、犯罪等の様々な危機を予測し、回避することができる力を高める教育を推進するとともに、地域と連携した防災訓練等の拡充と組織的な体制を整備し、防災教育の充実を図ります。
また、「学校給食における食物アレルギー対応指針」等を参考に、アレルギー対策や事故予防、事故発生時の適切な緊急対応の徹底を図るため、組織的な体制づくりに取り組みます。
さらに、教育環境の向上や防災機能の充実等を図るため、「個別施設計画」に基づき、計画的に学校施設の改修を進めていくとともに、少子化の進展を見据えた中で、本町が実現したい学校教育の在り方やその実現に向けて、地域住民の様々な考え方を理解した上で小・中学校の適正配置について検討を行います。

◇学校・家庭・地域社会の連携・協働と学校経営改革の推進
チーム学校として組織的な学校経営を行い、「社会に開かれた教育課程」の実現を図るとともに、学校・家庭・地域の協働体制の充実及び栗山町のコミュニティ・スクール制度の拡充と、地域と共にある学校づくりの推進、教員研修や校内研究、OJT等を通して、教員の授業力や資質・能力を高めるなど、計画的・継続的に人材育成を図ります。
また、放課後の安全・安心な活動拠点を設け、子どもたちがスポーツや文化活動等の様々な体験活動や地域住民との交流活動に親しむ環境づくりに取り組み、中学校部活動を通して、生徒が楽しさや喜びを分かち合い、心身のバランスのとれた成長ができるよう、地域全体で活動を支える体制づくりを推進します。
さらに、不適切な言動も含めて体罰は「暴力」であるとの認識の下、全校を挙げて体罰を根絶し、子どもたちや家庭、地域に信頼される学校づくりを推進するとともに、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を受け「栗山町アクション・プラン」に基づく校務改善を進め、教員の心身の健康保持、誇りとやりがいを持って職務に従事できる環境を整備し、学校教育の維持向上を図ります。

◇栗山高等学校の維持・存続に向けた支援強化と魅力化ビジョンの推進
生徒の資質向上と希望進路に対応する各種支援制度を充実し、定員確保と募集2間口維持を実現します。
また、栗山高等学校の「魅力化ビジョン」を実現するため、北海道介護福祉学校との協働を基軸に産学官連携の高校魅力化コンソーシアムによる教育モデルを構築し、魅力ある高校、選ばれる学校づくりを推進します。
さらに、官民協働により町を挙げて取組を進め、栗山高校女子硬式野球部活動のさらなる充実に向けた環境整備を行うなど、引き続き必要な支援を進めます。

◯栗山子ども会議
毎年「いじめゼロ」をテーマに開催する子ども会議。町内の児童・生徒、介護福祉学生が参加し、自分たちにできることを考えます

◯ヤングケアラー出前講座
町内の児童・生徒を対象にヤングケアラーについて知り、困ったときの発信方法や自分たちにできることを考えます

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