東京電力福島第一原発の処理水排出に伴い、中国等が日本産の水産物輸入を全面的に停止したことを受け、町では国の多核種除去設備等処理水風評影響対策事業補助金「販路拡大事業学校給食型」を活用し、町内で生産・加工するホタテを森町が買い取り、全国の学校給食に無償提供することで中国向けに輸出していた町内水産加工会社の支援を行うとともに、北海道森町のホタテの魅力を全国に伝えることを目的とした取り組みです。
北は北海道、南は沖縄までの全国120自治体、1,740校から提供希望を受け11月末から発送を始めた今取り組みに対し、同ホタテを使用した給食が振舞われた自治体や学校から、喜びと励ましの声が届いていますので一部を抜粋し紹介いたします。
■東京都西東京市 保谷第一小学校様
まずは、給食室に届いた、直径4~5cmもある立派なホタテの貝柱に、栄養士も調理員も圧倒されました。給食では使用することのない高級食材に緊張しながら、大切に調理しました。
子どもたちの反応はとても良く、「めっちゃうまい、レストランの味!」「5つ星を差し上げます」「いつまでも頬っぺたに入れておきたいくらい、食べるのがもったいない美味しさ」と大絶賛でした。好き嫌いが分かれると予想していましたが、「ホタテは苦手だけど、今日のは食べられたよ」と嬉しい報告をしてくれる子もいました。生産者の方々は大変な中とお察ししますが、苦しい中にもこのような機会をいただけて、森町の皆様に感謝でいっぱいの「西東京市ホタテデー」でした。
■東京都清瀬市 清瀬小学校様
北海道森町の水産課や砂原漁業協同組合の方にお力添えをいただき、清瀬小学校とのオンラインで交流授業をしました。
4時間目は5年生の総合的な学習の時間として、ホタテについて話を聞いたり、養殖業やそこで働く人たちの様子を質問して教えてもらいました。
給食時間では、森町について教えてもらったり、実際に子どもたちが食べている様子を見てもらいました。まるまる大きなホタテに子どもたちは大興奮、「めっちゃでかい!」「おいし~」「うま!!」「ホタテはじめて食べたよ」と大喜びの様子が伝えられてよかったです。
■長野県坂城町 坂城小学校様
「北海道の恵み応援献立」が提供されました。給食の時間の放送で森町から無償提供されたホタテを使った給食であることが紹介され、食事が始まると、ホタテフライを先に食べるか後に残しておくか友だちと嬉しそうに話している児童や早速食べて「美味しい!」と口にする児童など、「特別な」給食を美味しそうに食べていました。6年1組では、事前に森町の取り組みについて学んでいて、児童からは「ホタテを販売できるようにするためには多くの人の手がかかっていることを知った」「私たちが美味しく食べて安全であることを示したい」「給食に出るくらい安全であると伝えたい」など、さまざまな意見が出ておりました。
■大阪府千早赤阪村 赤阪小学校・千早小吹台小学校・村立学校給食センター一同様
「ぷりぷり肉厚のホタテ、ごちそうさまでした。とてもおいしくて感動です。森町はいろいろな発祥の地なんですね」「味が濃厚で美味しかったです。北海道に行きたいです」「食べごたえのある貝柱めっちゃおいしかったです。ありがとうございました」
■東京都 西東京市立本町小学校6年生一同様
「甘みも厚みもある美味しいホタテで、もう一度食べたくなるような味でした。今はすごく大変な状況かもしれませんが、漁業関係者の人たちをすごく応援しているので、これからもがんばってほしいです」「とてもおいしいホタテを全国のみんなに知ってほしいと思いました」「今度は家族と一緒にホタテを食べようと思います」
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