川を守り、山と海をつなぐ
◆標津町産業環境に関する3者会議の活動
今回は、当会の活動概要について、ご紹介します。
▽環境保全、美化推進運動
例年5月上旬に、標津川の河口において清掃活動(ごみ拾い)を実施しています。今年は5月12日に実施し、1時間ほどの作業で1・5トンのごみを回収しました。新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶり、14回目の開催となり、町内外から約100人の参加がありました。
▽川を守り育てる植樹活動
例年10月下旬に、標津川の河畔林で植樹活動を実施しています。昨年度は10月31日に川北地区で過年度植樹地の補植を行いました。標津町農業協同組合・標津漁業組合・町役場から計49人が参加し、1時間で380本の木を植えました。この活動は昨年度で10回目を迎え、これまで累計4525本を植樹しています。
▽視察・研修事業
農林水産業および自然環境の有識者を講師としてお招きし、流域環境の保全に関する研修会を実施しています。昨年度は2月22日に生涯学習センターあすぱるで、町内在住の東北大学鈴木名誉教授による講演会を実施しました。
▽河川水質浄化事業
【ホタテ焼成貝施設による水質浄化事業】
平成22年度から、町内55カ所で水質保全を目的にホタテ焼成貝殻を使用した水質浄化施設を設置しています。現在は、北見工業大学と共同で効果検証を行っており、より効果的な設置方法を検討しています。
令和5年度新規事業【流域草地緩衝帯地質改良事業】
今年度からの新規事業として、岩見沢農業高等学校の佐々木教諭を技術アドバイザーとしてお招きし、本事業を実施しています。牧草地に隣接する河畔林で、下草を等間隔で筋状に刈ることで土の酸欠状態を改善させ、河畔林の緩衝機能の回復を図るものです。
7月14日に古多糠地区の牧草地をお借りし、実証試験を開始しました。試験結果がまとまり次第、改めてお知らせします。
また、本事業をご指導いただいた岩見沢農業高等学校の佐々木教諭より、今回の広報掲載に当たって寄稿文をいただきましたので、次のページでご紹介します。
・草地と河川の現状と課題・解決目標
※詳しくは広報紙をご覧下さい。
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