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標高生による防災講座 特別編

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北海道標津町

昨年の8月に東日本大震災の被災地を訪れ、現地の方に話を聞くことができました。印象に残っているのは、岩手県宮古市田老地区と宮城県仙台市の荒浜小学校です。
田老地区では、震災時の大切なこととして、「正常化の偏見(危険や脅威を軽視)」「集団同調性バイアス(周りに意見や行動を合わせてしまう)」「エキスパートエラー(専門家の言葉に盲信する)」の3つを教えていただきました。震災時は自分を見失うこともありますが、周りにとらわれずに自分を信じて行動することも大切です。また、今後の課題として高齢化が進んだ地域の避難方法について挙げられています。車での避難は避けるべきですが、高齢者は徒歩での避難が困難のため、どうするかという内容です。本町にも共通している課題だと思います。
荒浜小学校では、当時の校長先生にガイドをしてもらい、震災時の様子を詳しく聞くことができました。学校を避難所として生活が始まったとき、物資はもちろん、性別や年齢によって必要となってくるものがあり、当時は十分に備えられていなく困ったという話も聞きました。
本校も災害時は避難所として運営していくので、研修で学んだことを踏まえ備蓄の見直しを行っていきたいと感じました。

執筆者
太田 珠璃那(おおた しゅりな)さん
(標津高等学校3年)

問合せ:住民生活課危機管理室
【電話】85-7243

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