■歌志内市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきオンリーワンの子育て・教育と人づくりを大切にするまちづくりに取り組んでいます
市では、人口減少の抑制を目指して、重点的に取り組むための施策を示す「歌志内市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、まちの目指すべき姿である「オンリーワンの子育て・教育と人づくりを大切にするまち」に向けて、各種施策を取り組んでいるところです。
令和元年度に策定した第2期計画は、令和6年度までの計画期間であり、主な施策について現在の取り組み状況をお知らせいたします。
◆戦略の柱1 歌志内ならではの魅力ある産業をつくり、雇用を確保する
・新規創業・誘致数は、令和2年度から令和6年度までの5年間で3社の創業、または誘致を目標としていますが、現時点で既に5社となりました。今後も引き続き、産業振興を図ります。
・コロナ禍により観光客が減少した後、現在は回復基調にあるものの、令和4年度の観光入込客数は約18万6千人にとどまっています。「雲海の里 かもい岳」がオープンするなど、今後は、観光客の回復が見込まれることから、積極的な情報発信による観光客の誘導に努めます。
・歌志内ワインなど、食に関連した新規雇用が生まれつつあります。今後も引き続き、農業や食品加工・飲食店など、食に関連した産業振興による雇用の確保を図ります。
・高齢化が進む中で、地域コミュニティの維持は重要な課題となっています。新たなコミュニティの在り方については、引き続き検討を進め、市民等によるコミュニティビジネスの支援を促進していきます。
▽主な指標の進捗状況(抜粋)
◆戦略の柱2 誰もが定住しやすい環境をつくる
・社会動態(転入・転出状況)は、目標人口を踏まえ、5年間で39人の減少と社会動態減少数の抑制を目標としていますが、令和2年度から4年度の3年間で既に122人減少しており、移住・定住の促進を一層図ることが求められています。
・移住・定住の促進に向けた、移住・定住促進制度は、3年間で17件と、目標達成に向けて順調に推移しており、今後も制度の周知による移住・定住の促進に努めます。
・地域交流事業(うたみん)は、コロナ禍による中止が続きましたが、令和4年度は、3年ぶりに開催し、目標を上回る参加者数となりました。今後も引き続き、市民の交流促進を図ります。
・ふるさと納税寄付者のリピーター数は、3年間で239件とすでに目標値を上回っている状況です。今後も引き続き、ふるさと応援寄付事業による本市との継続的な関係構築を図ります。
▽主な指標の進捗状況(抜粋)
◆戦略の柱3 子どもを産み、育てやすい環境をつくる
・出生数は、令和4年度で4人であり、第2期基準値(平成30年度実績)と同程度となっていますが、引き続き子育て支援の充実を市内外へPRし、目標達成に向けて取り組みます。
・児童館・児童センター・学童保育室の一元化については、現在、文珠地区の一元化施設整備に向けて事業が進行中です。
・婚姻数は、令和4年度で5組であり、令和3年度の2組から増加したものの、引き続き、若年世帯が住みやすい環境整備に向けて多角的な取り組みを進めて行く必要があります。
・出産に対する支援の一つである、おむつ処理用ごみ袋の配布率は、令和4年度で88.0%あり、令和3年度の96.3%から減少したことから、目標達成に向けて支援制度の周知を継続します。
▽主な指標の進捗状況(抜粋)
◆戦略の柱4 乳幼児から高齢者まで安全で安心して暮らせるコンパクトなまち(コンパクトシティ)をつくる
・空き家件数は、令和4年度時点で243件であり、令和3年度の259件から減少したものの、第2期基準値(平成30年度実績)より増加している状況です。今後も、世帯の減少に伴う空き家の増加が見込まれる中で、空き家バンクの登録や、空家等除却解体費の助成制度の周知を進め、空き家数の減少を図ります。
・老朽化した公営住宅等の解体戸数は、令和2年度から4年度の3年間で80戸です。本市では、公営住宅等長寿命化計画に基づき、計画的な公営住宅等の集約化を進めており、今後も継続します。
・持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、本市では昨年2月にゼロカーボンシティ宣言を表明しました。1人あたりの年間ごみ排出量においては、令和4年度時点で約300kg/人と第2期基準値(平成30年度実績)より増加している状況です。市民それぞれが、ごみ排出量の削減に向けた取り組みを進めることが大切です。
▽主な指標の進捗状況(抜粋)
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