■[07]比布町の家計簿、令和5年度の決算をお知らせします
●決算の概要
令和5年度の一般会計と特別会計を合わせた決算額は歳入が60億3、123万円(前年度比3億9、301万円増)、歳出が57億3、355万円(前年度比4億1、983万円増)となりました。
●一般会計の決算
皆さんから納めていただいた税金や国や道からの交付金などは、町で実施している事業や私たちの生活をよりよくするためにさまざまな形で使われています。
決算は、町にどのくらいの収入(歳入)があり、どのように使われたのか(歳出)を分かりやすくまとめたものです。
皆さんの生活に最も関わりの深い一般会計を中心に概要を説明します。
◆歳入 令和5年度一般会計の歳
入総額は、44億6、226万円で昨年より3億5、250万円多くなりました。
歳入が増加した要因は地方交付税や寄附金などが増加したことによるものです。
なお、本町の歳入は、78・4%を国などからの交付金などでまかなっており、うち地方交付税が46・5%を占めています。
◇依存財源
◇自主財源
◆歳出
歳出総額は42億832万円で昨年より3億8、326万円増加しました。
目的別の内訳(下表(1))を見ると、総務費が約27%と最も多く、次いで民生費約18%、教育費と公債費が約12%となっています。
歳出が増加した要因は土木費や民生費などが増加したことによるものです。
性質別では補助費等が約23%と最も多く、次いで物件費が約19%となっています。
◇(1)目的別歳出の状況(単位:千円)
◇(2)性質別歳出の状況(単位:千円、%)
※端数処理のため合計などが合わない場合があります。
◆特別会計の決算
特定の事業や特定の収入に基づいた事業を行う際に、経理を他の会計と区別する場合があります。こうした会計は一般会計とは別に特別会計と呼ばれます。
町では6つの特別会計があり、各特別会計の令和5年度決算は下表のとおりです。
◇特別会計(単位:千円)
◆基金(貯金)の現状
令和5年度末合計 17億205万円
(単位:千円)
◆町債(借金)の現状
町が大規模な事業を行う場合は、国・北海道の補助(2分の1から3分の1程度)を受けた場合でも、残りの額をその年の町の自主財源ですべて支払うことは不可能です。
また、町民が長期間にわたって利用する施設は、それを利用する後世代の町民も含めて少しずつ負担していくという方が理にかなっています。
このため単年度の財源不足を地方債=町債(借金)で補う方法をとっています。
比布町の町債は令和5年度末残高を見ると一般会計で43億2、918万円、全会計では49億8、819万円となります。
地方債を活用して施設の整備を行うことも大切ですが、過度に地方債に依存することは町財政の健全性を損なうことになります。そのため、財政運営を考慮しながら事業を実施する必要があります。
◇令和5年度末 町債残高
問い合わせ先:総務企画課総務室財務係
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