■ぴっぷのこれまでを抜粋しながら振り返ります。
▽明治28年(1895年)
・ピップ原野に開拓の鍬が下される
滋賀県から谷定徳、香川県から合田鶴造・三野寅市、愛媛県から尾崎洞五郎を代表とする3団体が移住。原野に人煙が立ちのぼり始めた。
・蘭留旭川間に鉄道が開通/明治31年
・村立必富尋常小学校が開校(後の蘭留小学校)/明治32年
・比布神社を市街地に建立/明治35年
▽明治39年(1906年)
・鷹栖村から独立し比布村が誕生
・初めて電話が開通/大正元年
▽大正10年(1921年)
・イチゴの栽培が始まる
ぴっぷのイチゴ栽培は、太田山付近の数戸の農家が子どものおやつとして植えたことが始まりとされる。
・劇場「比布座」から出火。市街地51戸を焼き尽くす/昭和5年
▽昭和20年(1945年)
・第二次世界大戦中、比布駅付近でグラマン機による銃爆撃を受ける
・村立比布中学校が開校/昭和22年
▽昭和24年(1949年)
・「第1回比布村成人式」挙行
・旭川比布同郷会設立/昭和29年
・統計史上最多人口8、628人/昭和30年
※資料:住民基本台帳
▽昭和37年(1962年)
・町制を施行し比布町となる
役場庁舎の看板を「村」から「町」へ。
・町民憲章を制定
・国道40号新路線が町内を開通/昭和39年
▽昭和40年(1965年)
・学校統合により町立「中央小学校」が誕生
学校統合により誕生した「中央小学校」は昭和42年に新校舎が完成し、比布小学校・同校西分校・東園小学校・南小学校の統合を終えた。
▽昭和42年(1967年)
・「北嶺国際スキー場」(現ぴっぷスキー場)が運営開始
▽昭和43年(1968年)
・新町章を制定
比布町の「比」を図案化したもので、二つの交わりは町民の融和と団結をあらわし、底辺のふくらみは豊かな町を示し、上に広がる4本の手は町の限りない発展を意味している。
・「第1回全町ソフトボール大会」開催
・くるみ保育園が開園/昭和43年
▽昭和44年(1969年)
・町樹に「ナナカマド」、町花に「スイセン」を制定
▽昭和45年(1970年)
・「第1回町民スキー大会」開催
・町技に「バレーボール」を指定
・福祉会館が落成/昭和46年
▽昭和55年(1980年)
・テレビCMで比布町の名が全国的な話題に
ピップエレキバン(ピップ株式会社)のCMに「ぴっぷ」の駅名が登場したことから町の名が全国的に知れ渡り、連日、観光客が押し寄せた。
・「第1回産業まつり」開催/昭和55年
・記録的早期降雪(10月6日)で水稲の9割が倒伏/昭和58年
▽昭和59年(1984年)
・開基90周年記念 タイムカプセルを埋設
郷土資料館前庭に埋没された。50年後の2034年に発掘予定。
・町技に「スキー」を指定
・白寿大学が開講/昭和61年
・農村環境改善センター
・町体育館完成/平成元年
・「第1回ぴっぷ七夕天国」開催/平成3年
▽平成5年(1993年)
・市街地にヒグマが出没
ヒグマ1頭が住宅街に現れ、民家や料理店の窓ガラスを破り逃走、当麻町内で駆除された。テレビのニュースで全国的な話題となった。
▽平成6年(1994年)
・上川農業試験場が町内に移転/平成6年
・開基100年記念式典挙行
・東京比布会・札幌比布会設立/平成6年
▽平成10年(1998年)
・良佳プラザ遊湯ぴっぷオープン
▽平成11年(1999年)
・母村である滋賀県甲西町(現湖南市)と友好交流提携
・自校式の学校給食が開始/平成12年
・ぴっぷクリニックが新築移転/平成12年
・市町村合併問題に揺らぐ。町民説明会などを経て自立の道を選ぶ/平成13~16年
▽平成15年(2003年)
・比布町図書館オープン
町民にとって待望の図書館がオープン。初日には343冊の図書が貸し出された。
・ぴっぷ110年記念植樹実施/平成16年
▽平成21年(2009年)
・町立蘭留小学校閉校
閉校式には在校児童12人のほか地域住民、同窓生ら約270人が出席し、全員で涙ながらに校歌を歌った。
・中学生までの医療費無償化開始/平成21年
・突哨山「ぴぴの路」開通/平成23年
・町と旭川市の森林組合が合併/平成26年
▽平成26年(2014年)
・ぴっぷ120年記念式典挙行
式典には町民や町出身者ら約190人が出席した。記念事業として、町体育館で「NHKのど自慢」などが開催された。
・「ぴぴたく」号試験運行開始/平成26年
▽平成28年(2016年)
・比布駅新駅舎完成
・ぴっぷスキー場センターハウス「スキップ」オープン
スキー場50年目の節目に、エリア内に点在していた機能を集約したセンターハウスをオープンした。
・株式会社VOREASと協力協定締結/平成30年
・町立比布中学校が新築移転(中央小学校に隣接)/平成30年
・ピップ株式会社とのPIP相互応援活動開始/令和元年
・冬イチゴの実証栽培開始/令和元年
▽令和2年(2020年)
・北比布駅、南比布駅が廃駅となる
・新型コロナワクチン接種開始/令和3年
▽令和3年(2021年)
・ぴっぷいちご誕生100周年記念事業を実施
記念事業実行委員会が組織され、小中学生対象のイチゴ定植体験、果汁15%いちごサイダー(非売品)の開発などが行われた。
・地酒「必富」発売/令和3年
・統計史上最高気温36・9℃/令和3年※資料:旭川地方気象台
▽令和4年(2022年)
・町立「比布中央学校」誕生
中央小学校と比布中学校を統合し、上川管内では2校目となる完全小中一貫
・義務教育学校「比布中央学校」が開校。
・「ゼロカーボンシティ」宣言/令和4年
▽令和5年(2023年)
・「第1回ぴっぷ夏まつり」開催
「納涼まつり」「産業まつり」「ぴっぷ七夕天国」と、形を変えながら町民に親しまれたイベントをリニューアル。
・交通事故死ゼロ2、000日達成(8月24日)/令和5年
▽令和6年(2024年)
・ぴっぷ130年を迎える
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