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令和6年度 町政執行方針・教育行政執行方針【要約版】(2)

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北海道江差町

[3]不幸ゼロのまちの実現
子育て世帯に対する支援をより多くのご家庭に活用していただけるよう周知徹底を図ります。
また、水堀学童保育所を町立化に移行するとともに、老朽化が進む水堀・日明保育園の統合に向けた協議を進めます。
高齢者福祉では、高齢者の身近な生活課題となる「移動」「買い物」「食事」などに着目し、展開する事業同士を連動させることで、高齢者が輝ける暮らしを持続していけるまちづくりを進めます。
福祉バス20人乗りについては、40人乗りとの統合も検討の視野に入れ、30人乗りバスを新規購入します。
医療と介護の連携として、医療や介護が必要になっても頼れる専門職の体制構築を進めます。
地域医療については、看護職員等修学資金貸付制度の貸付金額を増額し、看護師確保に努めます。
母子保健については、産後において支援が必要な母子を対象に心身のケア、育児サポートや指導を受ける「産後ケア事業」を新たに実施します。
不妊治療については、先進不妊治療費も支援メニューに加えます。

[4]地域・未来を担う人づくり
「江差町教育大綱」で掲げている「子どもたちの誰ひとり取り残さない教育行政を推進する」方針を着実に実践し4年目を迎えます。
地域の皆様のご理解とご協力、さらにはご意見をいただきながら、教育委員会と連携し各種の教育施策を推進します。
※詳細は、4・5頁の教育行政執行方針をご覧ください

[5]地域を支える社会基盤の整備
町道では、新規の道路改良工事として「陣屋椴川線」を、「五厘沢山崎線」と「新栄町稲荷通り」を継続事業として実施するほか、日常的な維持管理に努めます。
橋梁については、「第3椴川橋」の架け替え工事を実施し、令和6年度内の供用開始を目指します。
河川では、「豊部内川」の河床低下防止工事を実施します。
都市計画では、「立地適正化計画」について5年毎の進捗管理を行うとともに、「防災指針」を新たに計画へ盛り込むほか「北の江の島拠点施設整備」を見据え、「都市機能誘導区域」などの一部見直しも検討します。
上水道事業については、これまで水道本管のルートが不明となっていた「円山地区」の老朽管の布設工事を実施するほか、「朝日地区」と「新栄地区」及び「柳崎地区」の老朽管更新工事を継続実施します。
公共下水道事業については、新たに「陣屋地区」の管渠整備を2か年計画で実施するほか、下水道管理センターの修繕工事を進めます。
港湾については、南ふ頭物揚げ場整備とフェリー岸壁改修を実施します。
また、町有地法面の崩落防止に向け、陣屋・円山地区を継続実施するほか、鷗島の中央階段部法面崩落防止工事に着手します。
テレビ難視聴対策については、新栄デジタルテレビ中継局送受信機更新を行います。

[6]将来にわたり持続可能な財政運営に向けて
令和6年度の当初予算は、持続可能な財政構造を念頭に、コミュニティプラザえさしのオープンや北の江の島拠点施設整備、江差マース事業といった重点施策に加え、教育・子育て支援・福祉・健康づくりをはじめとする必要不可欠な施策に配慮しつつ、道路や橋梁、消防設備など都市インフラの適切な維持を図り、町民の安全安心を最優先とした予算配分に努めました。
歳出においては、緊急性・必要性を十分に精査し、限られた財源の有効活用を図る観点から、歳入においては、国庫補助金などの特定財源の確保に努めるとともに、ふるさと応援基金などの特定目的基金も有効に活用しながらも、財政調整基金から3億円を繰り入れる状況です。
なお財源対策としては、ここ数年で成果を上げている「ふるさと納税」について、令和5年度は目標である2億円を突破する見込みです。しっかりと安定的な歳入として確保できるよう取り組みを進めます。
また、企業版ふるさと納税について、町独自の取り組みをアピールしながらご寄附につながる対策を強化します。

III むすびに
令和6年度は私が町長の任に就いて丸10年となります。この間、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵略などを経て、国内の社会情勢、経済情勢は大きく変化しました。特に国際情勢が不安定化する中、光熱費や食料品などの物価高騰が家計を直撃し、日本経済に影を落としています。要因の一つには、食糧とエネルギー燃料を海外に依存している状況にあります。
我がまち江差町は、人口減少や少子高齢化という難局にありますが、農水産物の食糧と風を生かしたエネルギーを生産できる可能性の大きい地域です。令和6年度は、農業のICT化やサーモン養殖事業、檜山沖で検討されている洋上風力発電事業の推進などによって、国の課題解決に協力していくとともに、江差の強みをより一層、まちづくりに生かしていく所存です。
令和6年度も引き続き、町民の皆様、町議会議員の皆様、町内外の民間企業や団体の皆様としっかりと力を合わせて、誠実に、丁寧に、全力で町政運営にあたっていくことをお約束し執行方針とさせていただきます。

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