なぜ江差町の男性の平均寿命は全国平均より約5歳短いのか?

3／47

■女性は全国平均以上…しかし男性は5歳以上短い
第2期健康増進計画の策定にあたり、調査した結果、江差町の男性の平均寿命が全国平均を大幅に下回っていることがわかりました。
そこで、何が要因と考えられるか、健康増進計画のアンケート結果などをもとに分析してみました。

出典　国保データベース(令和4年度)

■要因1　健診受診率が女性に比べ、『4.4%』も低い!!(なぜ短い?)
過去5年分のデータを見ても、常に女性より男性の受診率が低い結果になっています。
病気を発見した時には既に手遅れの状態となる可能性が高く、結果として寿命を縮める一因になっていると考えられます。

出典　国保データベース(令和4年度)

〔Point1〕定期的に健診を受けよう!
▽病気を早期に発見しよう
調子が悪くなってから病院に行くのでは手遅れになることもあります。絶好調でどこも悪くないときから定期的に健診を受け、病気の芽を摘んでリスクを回避しましょう。

▽将来の医療費を減らそう
健診を受けず放っておくと、病気が進行して大病を発症し、命を取りとめても医療費が高額になります。将来の医療費を減らすためにも、健診を受けて大病を未然に防ぎましょう。

■要因2　塩分摂取量過多が、腎不全・脳卒中・心筋梗塞を誘因している!
▽健康増進計画アンケートより
(1)減塩を意識していますか?で「いいえ」と回答
⇒男性40.1%　女性25.9%
(2)みそ汁やスープ・麺類などの汁物を1日2食以上食べる事が週4日以上ありますか?で「はい」と回答
⇒男性42.7%　女性33.8%
(3)ウインナー、ハム、ベーコンなど肉の加工食品を食べますか?で「ほぼ毎日及びしばしば」と回答
⇒男性26.8%　女性24.4%

▽塩分摂取量が多いとどうなる?
人間の体には、血液中の塩分濃度を常に一定に保とうとする働きがあります。そのため、大量の塩分が体内に入ると、血管に水分を送り、塩分濃度を元に戻そうとします。
血液中の水分が増えるということは、血液量も増えるということであり、増えた血液を送り出すために強い力(負荷)が心臓にかかり、血圧が上がります(高血圧)。
また、血管も圧力に対抗しようと徐々に硬くなり、動脈硬化を引き起こし、結果として、血液の流れが悪くなることで脳卒中や心筋梗塞、腎不全など、さまざまな病気を引き起こします。

〔Point2〕塩分摂取量をチェックしてみよう!
1日あたり成人男性は「7.5g」、成人女性は「6.5g」未満が推奨されています

▽右のチェック表であなたの塩分摂取量をチェックしてみましょう!
※14点以上の方は特に食生活の見直しが必要です
2から3点に〇がついた項目は、量や頻度を減らし、0から1点を目指しましょう
※高血圧や心臓病の方は1日「6.0g」未満を目指しましょう
※詳しくは本紙をご覧ください。

お問い合わせ先：健康推進課健康推進係
【電話】52-6718