◆教育ビジョン
進取:学ぶ意欲を持ち、夢や目標の実現に向けて努力する子どもを育む
ふるさと・共生:ふるさとへの愛着と誇りを持ち、優しい気持ちで、ともに支え合いながら生きる子どもを育む
《コミュニティ・スクール(CS)って、なに?》
町では、平成30年度から、保護者・地域・学校がこれまで以上に一体となり、将来を担う池田の子どもたちを共に育むため、町内の小中学校に「コミュニティ・スクール」(学校運営協議会を設置した学校のこと)を導入しました。保護者や地域住民、有識者などで構成する「学校運営協議会」を通じて、皆さんの意見を学校に反映します。
◆池田小学校の取り組み
▽教育理念
活気あふれる池田の子どもを育てる学校づくり
「みんなが関わり みんなで楽しむ」
▽目指す子ども像
・進んで学び、友だちと一緒に「考える子」
・友だちと助け合う「やさしい子」
・ねばり強くがんばりぬく「たくましい子」
▽令和5年度の活動報告
令和5年度の池田小CSは、「すべては子どもたちのために」の下、過年度からの継続・発展的な取り組みとして次の3点を中心に活動してきました。
1点目は学び部会の取り組み。(1)委員が薦める本を子ども・保護者に「CSだより」において紹介、(2)読み聞かせ団体「E本よもう!どらねこ倶楽部」「池田町立図書館」と共に親しみのある学校図書館づくりを進め、本年度は他管内からの視察訪問を受け入れました。
2点目は育ち部会の取り組み。地域の皆さんとの連携・支援体制づくりとして学校応援団を編成し、(1)交通安全街頭啓発やノルディックウオーキングによる見守り活動、(2)池田土地改良区・千代田地区農家・JA十勝池田町などによる稲作学習、(3)いきがいセンターの協力による陶芸教室、(4)町内の茶道団体による茶道教室、(5)林業関係者による森林学習、(6)委員による登校時の見守りとあいさつ運動を定期的に実施しました。
3点目は学校運営協議会の本来あるべき熟議の取り組み。学び部会では「本とのふれあいのきっかけづくり」、育ち部会では「メディアとの安全で上手な付き合い方」などをテーマに、家庭や地域でできることを探ってきました。今後も、家庭や地域、関係機関などとのつながりを充実させる役割を担い、子どもたちの「学び」や「育ち」を見守ります。
▽学校の特徴
池田小学校では、縦(技術の伝承)と横(情報・作業の共有)、斜め(地域住民や関係機関・団体との関係づくりと連携協働)のつながりを活用し、立体的に子ども・保護者・地域を包み込む教育を実践しています。今後も池田ならではの学びを取り入れ、ふるさとの良さを認識し、ふるさとに愛着と誇りを抱き、活気あふれる池田の子どもを育てる学校づくりを進めます。
◆池田中学校の取り組み
▽教育理念
教育は、子どもの可能性を伸ばす営みである。
▽目指す子ども像
絆を大切にし 全力を尽くす生徒
・決まりを守り、礼儀正しい生徒(正しい生徒)
・働くことを喜び、誰とでも協力する生徒(働く生徒・共に進む生徒)
・自ら学習に取り組み、根気強く考える生徒(学ぶ生徒)
・心を磨き、たくましく行動する生徒(丈夫な生徒)
▽令和5年度の活動報告
教育目標「全力をつくす生徒」の実現に向け、CS部会が中心となり、子どもたちの豊かな学びのため、地域の皆さんにご協力いただきました。将来を担う池田の子どもたちのため、広がり・深みを目指した教育活動を行っています。
本年度1学年では、地域学習として、ワイン城でブドウの収穫体験、ワイン城見学を行いました。さらに、町の特産品やイベント、まちづくりについて調べ、役場の方へプレゼンテーションを行い、より深く池田町について学びました。
2学年では、町内20カ所の事業所にご協力いただき、職場体験学習を行いました。体験を通して勤労の意義を学び、自分の進路を考える機会を得ることができました。
3学年では、福祉体験学習の中で多くの皆さんから話を聞き、実際に「ROCOCO(ロココ)2号店」に行き、池田町の福祉について体験しながら学びました。また、学校敷地内のブドウの木の剪定(せんてい)やカーリング体験、人権教室などにご協力いただきました。1年間の様子は、CS通信や学校内の掲示板を通してお伝えしています。
▽学校の特徴
池田中学校は、全校生徒100人が在籍しています。重点(1)考える(「なぜ?」を大切に)(2)伝える(伝えることを意識)(3)関わる(多様な人との関わり)を合い言葉に、さまざまな工夫を凝らした教育活動をしています。また、生徒会スローガン「Create ~新たなステージへ~」を設定し、生徒たちは学習や行事、部活動に高い意欲を持ち、夢と目標に向かって全力で取り組んでいます。
問合せ:教育委員会 教育課 学校教育係
【電話】572-5222【FAX】572-5900【Email】kyouiku@town.hokkaido-ikeda.lg.jp
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