[2]教育環境について
児童生徒や教員にとって、安心・安全で快適な教育環境を確保するため、学校施設の計画的な整備に努めてまいります。
また、保護者への経済的負担軽減にも取り組んでまいります。
(1)校舎・屋体について
各種学校設備の保守点検を実施するなど、児童生徒および利用者の安心・安全や施設の老朽化の緊急度を考慮しながら改修・補修を行い、施設・備品の維持管理に努めてまいります。
(2)閉校施設について
町長部局と連携し、利活用の可能性や老朽化施設の解体を検討してまいります。
(3)教員住宅について
教員住宅の改修・補修や民間住宅への斡旋を行い、快適な住環境の提供に努めてまいります。
(4)学校配置の適正化について
本町の今後の町づくりに即した新しい学校の在り方について、保護者や地域との話し合いや情報発信を行いながら、学校適正配置基本計画の作成に努めてまいります。
(5)スクールバスの運行について
バス通学における児童生徒の負担軽減を図るため、適切な路線設定による効率的な運行を行い、安全運行を徹底してまいります。
(6)児童生徒の安全確保について
学校の実態に即した危機管理マニュアルに基づき、地震や津波災害などの具体的状況を想定した訓練を実施し、安全確保に努めてまいります。
また、防災教育の充実を進め、居住地域によらず適切な防災教育を行い、そのために浜中町として児童生徒に育てたい資質・能力を明確にし、学習コンテンツづくりや罹災後を想定した町民皆で乗り越える風土づくりができる教育の準備を進めてまいります。
さらに、家庭や地域、各関係機関と連携しながら、校内外・登下校時の安全対策に取り組み、病気や怪我の予防、薬物乱用の防止、心身の発達と性に関する指導を通して、自ら身を守ることのできる子どもを育成する安全教育を実施してまいります。
(7)保護者負担の軽減について
経済的理由により就学が困難な児童生徒の保護者に対する就学援助や修学旅行費の援助、育英基金を活用した奨学金の給付、遠距離通学費助成を引き続き実施してまいります。
[3]学校給食の充実について
公会計により歳入歳出を透明化し、食材価格の変動に対応するため計画的な食材などの購入に努め、民間へ調理業務の委託により安定的に安心で安全なおいしい学校給食を提供してまいります。
また、学校と栄養教諭が連携し、望ましい栄養摂取や食習慣など、食に関する正しい理解と地元食材の活用を通して食材に関わる人たちの存在、食文化や体力・健康と結びつけた「食育」を実施してまいります。
[4]高等学校教育の振興について
社会人としての基礎を培う教育活動の充実、地域に貢献する人材を輩出する学校づくりに積極的に取り組んでまいります。また、地域住民に愛され信頼される、魅力にあふれた学校生活を学校ホームページなどで発信してまいります。
さらには、入学者獲得のため広報活動を展開するとともに、地域密着型で魅力ある教育課程の編成を検討してまいります。
(1)教育内容の充実について
町立高校として地域資源を最大限に生かした「浜中学」をはじめとした探究学習や企業体験学習などのキャリア教育の特色ある教育活動を活性化し、地域社会に貢献する人材を育成してまいります。
海外交流視察研修は外国語をツールとして発信、交流、課題解決や問題提起ができる国際的な視野に立つ人材を育成し、国内の産業視察研修、環境視察研修は事業内容の充実を図り、生徒の知見を高め、郷土愛を育み、これら視察研修での学習内容を地域へ還元できるよう引き続き実施してまいります。
また、生徒一人ひとりの個性や能力に応じた指導の充実を目指し、少人数指導や習熟度別授業および学習支援員を配置した学習指導、個別支援制度を活用した進路指導により、生徒のニーズに応えたきめ細かな教育を推進してまいります。
さらには、高度情報化社会に対応できる人材の育成に向けて、ICT機器を活用した授業展開や主権者教育の充実など、知識や技術はもとより未来社会で生き抜く力の育成に努めてまいります。
(2)教育環境の整備充実について
防災意識を高めるため避難訓練を実施するとともに、町と連携した防災計画・防災マニュアルになるよう見直し、防災体制の充実を図ってまいります。
スクールバスを運行し、通常の登下校および部活動後の下校の手段並びに各種学校行事などにおける生徒の移動手段を引き続き確保してまいります。
また、教職員の働き方改革のため、ICT機器の整備と活用を進めてまいります。
さらには、保護者の負担を軽減するため、遠距離通学費、各種模擬・検定試験費用の全額補助、見学旅行費の一部補助を引き続き実施し、生徒の安定した高校生活の支援に努めてまいります。
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