■薬の飲み過ぎ・もらい過ぎはありませんか
皆さんが普段飲んでいる薬。しかし、持病を抱えていたり、複数の医療機関にかかったりすると、知らないうちに薬の飲み過ぎ、もらい過ぎになっているかもしれません。
《重複・多剤服薬に注意しましょう》
○重複服薬とは
同じ時期に複数の医療機関から同じ効能の薬が重複して処方され、服用していることをいいます。
○多剤服薬とは
必要以上に多くの薬が処方され、服用している状態のことを言います。4~6種類以上服用していると多剤服薬状態の可能性があるとされています。
《重複・多剤服薬のリスク》
○体に負担がかかります
服用する薬が増えると副作用などのリスクが高まり、かえって体に負担がかかることも。
○医療費の無駄になることも
重複の分だけ薬代がかかりますので、医療費が無駄になってしまいます。
○国民健康保険税に影響が
薬代が増えて医療費がかかると保険税の引き上げにつながることもあります。
■正しく知ってしっかり予防
《重複受診はやめましょう》
同じ症状で複数の医療機関を受診していませんか?別々の医師から同じ効果の薬が重複して処方される要因です。
《お薬手帳を一冊にしましょう》
複数のお薬手帳があると薬の情報が正しく伝わらず、飲み合わせによる副作用を招く要因です。
《かかりつけ医、薬局を持ちましょう》
○かかりつけ医
既往歴や健康状態を把握し、健康管理のアドバイスをしてくれます。
○かかりつけ薬局
どの医療機関を受診しても、いつも薬を調剤してもらう薬局で、薬の組み合わせなどを一元管理してくれます。
■ご自宅に薬が残っていませんか
○残薬とは
飲み忘れや飲み残しなどで余った薬のこと。薬の適正使用や医療費適正化の観点からも大きな問題となっています。
《残薬調整で飲み残しを減らしましょう》
飲み忘れなどで余った処方薬がある場合、お薬手帳と一緒にかかりつけ薬局で残薬調整の相談してみませんか?
残った薬が安全に服用できるか、処方される薬の量を調整できる場合があります。
問い合わせ:子育て医療課
【電話】0146-26-9002
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