令和5年度 全国体力・運動能力調査浦河町の結果

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この調査は、子どもの運動について全国的な状況を把握・分析することにより、子どもの体力向上に関係する施策の成果と課題を検証・改善することを目的としています。
各学校では、この調査結果を参考とし、「体力向上プラン」を作成しています。具体的には体育授業の導入時に、ストレッチ・走る運動・なわとびなどの補強運動を取り入れることで、柔軟性・運動量・調整力を高める取り組みを行っています。

■調査対象(町内小中学校)
小学5年生(79人)
中学2年生(65人)

■調査競技(実技8種目)
握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび20mシャトルラン・50m走・立ち幅跳びソフトボール投げ(小)/ハンドボール投げ(中)

■調査結果のグラフ(全国平均を「50」とし、北海道平均と比較したもの)

▽調査結果の分析
小学男子・女子ともに、8種目中4種目で全国平均を超えました。中学男子・女子は、全種目で全国平均を下回りました。
全体の傾向としては、ソフト・ハンドボール投げが高いポイントを示した一方、50m走は全国平均を大きく下回りました。
体格面の高度・中等度肥満の全国比較では、小学男子・女子は若干高く、特に中学男子が2.8倍、中学女子は4.9倍となり、肥満の割合が高くなっています。また、肥満度が増すにつれて体力合計点が下がる傾向にあります。
質問紙では、小中ともに「体育の授業が楽しい」との肯定数が多い一方、「体育の授業では、進んで学習に参加していますか」の問いの肯定数が少なくなっています。このことから、児童生徒の主体性を高める授業改善が課題です。
ご家庭でも日常から歩く機会を多くするなど、運動習慣をつけるようお願いします