福祉のひろば

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■人生会議を知っていますか?
◇人生会議とは?
年齢に関係なく誰でも命に関わるような病気や怪我をする可能性があります。生命の危機が迫った状況では、約7割の人が判断能力を失うと言われています。その様な時に備えて自分が大切にしていることや、自分が受けたい医療や介護について、家族など信頼できる人や医療従事者などと話し合い、その内容を書き留めておくことを「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と言います。人生会議とは、このアドバンス・ケア・プランニングの愛称です。

◇なぜ、人生会議が大切なの?
病気などによって本人の意識や判断力がない状態になったときに、どのような医療や介護を受けて最後を迎えたいのかを前もって家族や医療従事者と話し合い、共有しておくことで、もしもの時に本人の意思を反映させやすく、また、本人の代わりに治療方針などを判断する家族などの心の負担を軽くすることにつながります。

◇どんな話し合いをするの?
(1)あなたが大切にしていることを考えましょう。
日頃から、治療に対する考えや家族に対しての思いなどを示しておくことで、将来、家族などがあなたの気持ちを考えて判断する時に役立ちます。

(2)大切な人やかかりつけ医と話し合い、共有しましょう。
自分の考えや思いを伝えられなくなった時に、あなたの代わりにあなたの思いを大切にして伝えてくれる人を決めましょう。

(3)話し合った結果は書き留めておきましょう。
話し合ったことは、記録として残しましょう。希望や思いは、時間や健康状態によって変わることがあります。その都度、繰り返し考え、話し合い、記録しておくことが大切です。

◇最後に
人生会議は、会議を開催するのではなく、日頃から、自分の考えを信頼できる身近な人やかかりつけ医などに伝えておくことが最も大切になります。

問合せ：保健福祉課在宅支援係
【電話】69-2233