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■医療の現場から
糖尿病の検査法とは?検査項目や基準値、診断基準について
滝川市立病院 臨床検査科 臨床検査技士 川合 瑠菜
糖尿病とは、インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、高血糖の状態が慢性的に続く病気です。糖尿病には、体質的にインスリン分泌ができない1型糖尿病と、生活習慣が原因で発症する2型糖尿病があります。
診断の際には1~2か月の血糖値の変動を反映したHbA1c値や、血糖値(空腹時や食後)などを測定し、その結果を基に複合的に判断することが一般的です。高血糖状態を放置すると、神経障害や目の網膜症、腎症などのさまざまな合併症を引き起こす可能性があるため、早期発見して治療することが大切です。今回は糖尿病の検査についてご紹介します。
糖尿病は、自覚症状が少ないこともあり、血液検査や尿検査から発見されることもあります。検査項目にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や基準値が異なります。糖尿病の診断や治療方針を検討する際に用いられる検査項目には、朝食前に測定した空腹時血糖値や食事時間を考慮せずに測定した随時血糖値や甘い飲み物を飲み、その30分後、1時間後、2時間後に採血したときの血糖値を測定する75gブドウ糖負荷試験、過去1~2か月の血糖コントロール状態を反映したHbA1c値のほかに、尿中の糖の濃さを調べる尿糖という検査項目があります。糖尿病の診断では主に(1)空腹時血糖値、(2)75gブドウ糖負荷試験2時間値、(3)随時血糖値、(4)HbA1cの値から判断されます。(1)~(3)のいずれかと(4)が基準値を超えた場合、または(1)~(4)のいずれかが2回基準値を超えた場合に“糖尿病”と診断されます。
糖尿病の検査は、治療方針の決定にも役立ちます。これらは、医師だけではなく患者さんご本人も正しく理解することが大切です。
市立病院の内科では糖尿病の診療を行っています。健康診断で糖尿病予備群と指摘された方も、ぜひご相談ください。
症状の乏しい糖尿病予備群は、放置すると糖尿病に進行し、さまざまな合併症を引き起こすこともあります。そのため、予備軍の段階から適切な対処を行うことが大切です。医師をはじめ看護師や管理栄養士、検査技師など多方面からサポートしますので、不安なことがありましたらお気軽に受診・検査にお越しください。
○糖尿病は、自覚症状が少なく発見が遅れがちですが、進行すると合併症を引き起こし、場合によっては命を落とす危険があります。
■CIRのつぶやき
モンゴル出身 国際交流員 ドゥゲルジャブ・ノミンチメドさん
こんにちは!サインバイノ、モンゴル出身のノミンです。
多くの日本人はモンゴルと聞いたら、どういう言語で話しているのか、モンゴル文字とはどんな文字なのか思ったことはありませんか。
CIRのつぶやき第39号では、モンゴル語の文字や特徴、簡単な挨拶などを紹介しました。モンゴル語に興味がある方はぜひご覧ください。
問合せ:企画課
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■11月の「みんなのタキカワ」
FMG’Sky(77.9MHz)
毎週金曜日 12時15分~12時30分
(再放送 同日18時~18時15分)
3日 税を考える週間
10日 市長のふれあいトーク
17日 広報ひろい読み
24日 はじめまして!滝川市役所1年生
■編集後記
・除排雪特集を組ませていただきました。もうすぐ冬がやってきますね。昨年始めたスノーボード、センスがなさ過ぎて何度もくじけそうになりましたが、少しでも上達できるよう今年も頑張ります。(さ)
・花見すらも厳しかったコロナ禍に、せめて家で花見ということで桜の盆栽を購入。それが今年の9月下旬に咲いたのです。どうやら猛暑の影響で早とちりした桜が全国で咲いているそうです。(う)
・つい最近まで暑い日が続いていたのに、急に寒くなってしまいました。寒がりの私には厳しい季節です。冬になるたびにほしいと思っていた着る毛布を、今年こそは購入しようと決心しました。(よ)
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