■focus みんなで笑い合える楽しい場所 チームオレンジ活動紹介
▼知ってる?チームオレンジ
会員数:37人
結成:R3.4月
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりへの道のりの先頭を、隊長として歩いていきます。ロバのように急がず、しかし一歩一歩着実に進んでいきます。
▼認知症でも安心して暮らせる地域を目指して
チームオレンジは認知症ご本人とご家族、認知症サポーターからなるチームです。認知症の方が「やってみたい」と思うことをともに体験・サポートすることで、認知症になっても安心して自分らしく暮らすためのお手伝いをしています。
▼認知症サポーターの声~テーマは「ともに」~
認知症サポーター養成講座を受講した際、職員の方にチームオレンジの存在を教えてもらったことがきっかけで加入した人が多いです。「ゆくゆくは自分も認知症になるかもしれない」という思いで受講していたため、元から認知症に対する関心は高く、チームオレンジの活動を聞いたときはとても魅力を感じました。
活動は、私たちがやりたいことを企画するのではなく、認知症ご本人の方がやってみたいことを実現しています。「畑楽」などもその一環です。サポーターが一方的に活動を支えるイメージがあるかもしれませんが、実際はお互いが支え合いながら活動をしていて、私たちが教わること、支えてもらうこともたくさんあります。活動を通じて、元気になっていくのを見るとこちらもうれしくなります。
これからも認知症ご本人とサポーターで「ともに」支え合いながら楽しく活動していきたいですね。
▼応援する人をまちに増やしたい! 会員募集中!
私も加入したい!という方
2つの講座を受講していただきます。
(1)認知症サポーター養成講座(1時間)
(2)認知症サポーターステップアップ講座(3時間)
詳細はお問い合わせください(介護福祉課:【電話】28-8029)
■関連事業紹介
▼認知症本人の会 すまいるゴー
※対象:若年性認知症または軽度認知症の方
※いろいろな体験をする「すまいるゴー」のほか、本人同士で語り合う「すまいるトーク」があります。
○やりたいことを自分たちで
認知症を理由に引きこもりがちにならないよう「やりたいこと・行きたい所」などを話し合い、実際に行動します
○会員の声
同じ境遇の人と話せて、分かち合える場です。いろんなことに挑戦して楽しめる、貴重なコミュニティだと思います。年齢幅も意外に広く、いろんな話題に触れることができ、よい刺激になっていますし、何より活動するたびに友達が増えるのでうれしいです!
▼コミュニティ農園 畑楽(はたらく)
※対象:若年性認知症または軽度認知症の方
※介護保険のデイサービス利用者は対象外
○みんなで育てて、みんなで収穫!
認知症になっても、役割を持ち活躍できるよう、チームオレンジではコミュニティ農園「畑楽」を定期的に開催。「みんなで作業することで得られる達成感は最高!」「毎年の楽しみです!」と、皆さんが口をそろえる人気事業です。
市立高等看護学院、国学院短大との連携事業。苗植えや若葉摘み、収穫などの農作業を行います。昨年は5回開催しました。
○農園提供者/中道 廣(ひろし)さん
老いも若きも一同に、大勢の皆さまでわが畑をにぎやかにしてくれてありがとうございます。私自身とても元気づけられ、明日への活力をいただいています。
■認知症になっても
認知症の方お二人にインタビューをした際、一番の楽しみと口をそろえたのが「畑楽」でした。「教わりながら、いろんなものを育てるのは楽しい」「春が待ち遠しい」と、やりがいやモチベーションを語ってくださいました。認知症になっても、活躍できる場はたくさんあります。そして、認知症の方と関わることで気付くこともたくさんあります。今回の特集が、認知症について関心を持つきっかけになれば幸いです。
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