■不法投棄の現状
最近、人目に付かない場所での車窓からのポイ捨て、粗大ごみの不法投棄が問題となっています。猿払村でも6月に、道路へのタイヤの不法投棄が発見されています。
ごみの不法投棄は5年以下の懲役もしくは1千万円(法人は3億円)以下の罰金、またはその両方が科せられます。また、不法焼却(野焼き)についても同様の罰則があります。もしも、悪質な不法投棄と思われるような現場を見かけましたら、役場までご連絡いただきますようご協力をお願いいたします。
■ポイ捨てが及ぼす影響
ごみのポイ捨ては村の景観を損ねるだけではありません。陸にポイ捨てされたごみは風や雨を受けて川へ落ち、海へ流れ、海洋プラスチックごみとなり、近年問題視されている海洋汚染や生態系への悪影響を及ぼします。
■ヒグマの誘引
ポイ捨てされたごみに食べ物が入ったままで、それをヒグマが食べてしまうといったケースもあります。これにより、食べ物の味を覚えたヒグマが、人里にも同じ餌を求めて頻繁に現れてしまい、ポイ捨てという軽い気持ちで行った行為が私たちの命をおびやかす問題に発展します。
このように、ヒグマの生息地の近くでポイ捨てをするということは、私たち人間の生活圏にヒグマをおびきよせ、人身被害をもたらすということなのです。
■役場での取り組み
現在役場では普及啓発活動として、役場車両に「ごみのポイ捨て禁止」のマグネットシートを貼り付け、外勤のときと同時に巡回をするなどの取り組みを行っています。
また、地域住民の方から、コンビニ弁当の容器などが入ったごみが袋ごとポイ捨てされていることが多く、その対策等を村に要望していただいたことから、鬼志別~知来別線に新たに警告看板を設置しました。この箇所を含め、村内に9か所の警告看板を設置しています。
皆さんも、猿払村の美しい自然や生態系を守るために、ご理解とご協力をお願いいたします。
問合せ:住民課生活環境係
【電話】2-3133
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