■若年健診~20歳の体重を維持する重要性~
人間の細胞は、20歳ころにすべての細胞の数が決まるといわれています。
そのため、20歳のときの体重に対し、10~15%までが脂肪を細胞(皮下脂肪)にためる限界といわれています。
細胞(皮下脂肪)にためきれない脂肪は、肝臓や腸など内臓の周りにたまる内臓脂肪となり、糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクが高まることから、体重増加を20歳の体重の10%までに抑えることが大切です。
また、※BMI25以上(肥満判定)に該当する方は、肥満の期間が長くなると生活習慣病のリスクが高くなるため、体重を減らすことが重要です。
町が令和4年度に実施した健診の結果、BMI25以上に該当した方の割合は、男性52%、女性31%で、男性では25歳から、女性では55歳から該当者が増えていました。
※BMI…「Body Mass Index(ボディマスインデックス)」の略で、体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数です。
BMIの計算式は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
▽BMIの判定基準
※出展…日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン」
また、健診受診者のうち、20歳のときの体重から10kg以上増加した方の割合は38.6%で、国や北海道と比較すると高い割合となっています。
▽20歳のときから10kg以上体重が増加した者の割合
※出展…KDB(国保データベースシステム)令和4年度特定健診質問票
町では、20歳から39歳の方を対象に、特定健診と同じ検査項目を受診できる若年健診を実施しています。会社などで職場健診を受ける機会がないすべての方を対象にしており、令和5年度は86人の方が若年健診を受診しています。
20歳から年に1回健診を受診して体重と健康状態を確認しましょう。
▽10月までの健診日程
問合せ:保健福祉課保健予防担当
【電話】0123-83-4750
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