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けんこうだより

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北海道留寿都村

【今月のテーマ…高齢者虐待~防ごう!守ろう!高齢者虐待~】
筆者…地域包括支援センター・保健師 石田 楓

少子高齢化に伴い、介護の担い手が不足している中で、介護の負担やストレスなど、様々な要因により「高齢者虐待」の件数が増加しています。介護が必要な高齢者がいる家族の孤立や引きこもりを防ぐためには、地域全体で支えていくことが大切です。近所の方との挨拶や声掛けを通して、高齢者と介護をしている人たちをあたたかく見守っていきましょう。

◆高齢者虐待の種類
虐待と聞くと、力による暴力のイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。言葉による暴力や身の回りの世話や介護をしないなど、虐待にはいくつか種類があります。
○心理的虐待
・怒鳴る、悪口を言う、話しかけているのに意図的に無視をする など
○身体的虐待
・殴る、つねる、蹴る、無理やり食事を口に入れる、やけど、打撲させる
・身体を縛るなどの身体拘束、意図的に薬を多く服用させ言動を抑制する など
○経済的虐待
・生活費を渡さない、使わせない
・年金や預貯金を本人の意思や利益に反して使用する など
○介護の世話の放棄・放任(ネグレクト)
・何週間も入浴させない、汚れた下着や衣服を身につけたままにさせる
・水分や食事を十分に与えない など
○性的虐待
・わいせつな行為をしたり、強要する など

◆高齢者を救うためには
高齢者虐待は、自覚なく行われたり、閉ざされた環境で行われることがあり、当事者や関係者も他者に話しにくいため、発見が遅れることがあります。また、「これは虐待なのだろうか…。」と通報するべきなのか判断を迷うこともあると思います。「最近様子を見ないな」、「前よりも痩せたな」など些細な気づきから、高齢者を救うことができる場合があります。
虐待を止めることは、高齢者を守るだけでなく、虐待をしてしまっている加害者を救うためにも必要なことです。私たちには、高齢者の生命や身体に重大な危険がある場合に、気づいた人は通報する義務があります。まずは、一人で抱え込むのではなく、気軽に話せる人に相談しましょう。周りの人に相談しにくい場合には、地域包括支援センター(【電話】47-2277)でも相談対応をしておりますので、お気軽にご相談ください。
(その他の相談窓口としては、留寿都村役場住民福祉課【電話】46-3131、留寿都村社会福祉協議会【電話】47-2222があります。)

【健康カレンダー10月】

※乳幼児予防接種につきましては予約が必要となりますので、実施を希望される日の1週間前までに診療所へご予約ください。(診療所【電話】46-3774)

問合せ:
(1)健診・保健事業等…保健医療課【電話】0136-46-3131
(2)いきいき体力アップ教室…地域包括支援センター【電話】0136-47-2277
(3)予防接種…診療所【電話】0136-46-3774

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