〔ヘルスチェック〕しっかり 噛(か)んで食べていますか?

5／18

私たちは毎日食事などで何かしらを口にしますが、口はどのように動いているのでしょうか。
食べ物を前歯で一口の大きさにかみ切って奥歯に運び、何度もかみ砕いたり、すり潰したりします。その時に、頬や舌を動かして、唾液とよく混ぜ合わせ、一つの塊にして飲み込んでいます。
噛むことで唾液の分泌を促します。唾液は消化吸収を促進するだけではなく、舌にある「味蕾(みらい)」という味覚センサーに味の成分を運ぶ役目をしています。そのため数回しか噛まないと、味をあまり感じないうちに飲み込んでしまうので、濃い味を好むようになります。また、早食いは満腹中枢が働く前に次々と食べてしまうため、食べすぎてしまいます。生活習慣病の予防のためには、しっかり噛んで食べることが大切です。
では、どれくらい噛むのが良いかというと、1口30回以上と言われています。

◆噛む回数を増やすためには
・飲み込もうと思った後に10回噛む
・形がなくなったら飲み込む
・先の食べ物を飲み込んでから次の物を口に入れる
・一口ごとに箸やスプーンなどを置く
・ごはんの上におかずを乗せて食べない
・水分と一緒に飲み込まない　などがあります。

また、しっかり噛める歯があることが大事です。
日頃のお手入れも大切ですが、定期的に歯科医院を受診して噛める口を作り、維持していきましょう。

お問合せ先：保健福祉課
【電話】87-2161