~11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン月間」~
全ての子どもは、適切な養育を受け、健やかな成長や発達、自立が図られることなどを保障される権利をもっていますが児童虐待は、子どもの健やかな成長に大きな影響を及ぼします。
虐待を防ぐためには、早期発見・早期対応が大切です。子育ての悩みや家族のことを一人で抱え込まず、気軽に相談してください。また、あなたの周りで「あのおうち、大丈夫かな」と心配な家庭があれば、迷わず連絡してください(通報者の秘密は守られます)。
■オレンジリボンとは
平成16年9月、栃木県小山市で3歳と4歳になる二人の兄弟が何度も虐待を受けた末に橋の上から川に投げ込まれ、幼い命が奪われるという痛ましい事件が起こりました。この事件をきっかけに、『子どもたちを虐待から守りたい』という願いを込め、子どもの明るい未来を表すオレンジ色で作られたシンボルマークがオレンジリボンです。
◇オレンジリボン運動
オレンジリボン運動は、「児童虐待のない社会の実現」を目指す市民運動で、この運動を通して、多くの方に子どもたちの虐待の現状を広く伝え、市民のネットワークにより虐待を防止し、虐待のない社会を目指しています。虐待の防止は、児童相談所や市町村などの公的機関だけで行えるものではなく、私たち一人一人が「子育てにやさしい社会」を考えて行動し、その社会を作ることが虐待の防止につながります。詳しくは、ホームページをご覧ください。
■ヤングケアラーとは
本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。責任や負担の重さに不安を感じたり、困ったりしていることがあれば周りの大人やお友だちに話したり、相談窓口で話してみませんか。
◆ヤングケラーが直面する問題
大人が行うような家事や家族の世話などを日常的に行っていると、子どもたちに次のような影響が出る可能性があります。
・学業への影響…遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間がとれないなど
・就職への影響…自分にできると思う仕事の範囲を挟めて考えてしまう、自分のやってきたことをアピールできない など
・友人関係への影響…友人などとコミュニケーションを取れる時間が少ない など
◆ヤングケアラー専門相談窓口 えべつヤングケアラーズ
◇月~金曜日 8時45分~17時30分
通話料無料
フリーダイヤル【電話】0120-516-086
◇毎日・24時間
・【電話】080-4136-4129
・SNS(ショートメール080-9612-1247
そのほかメールでも相談できます。
詳しくは、ホームページでご確認ください。
■巡回児童相談
児童の養育や心理判定、健全育成、そのほか子育てに関する相談などについて児童福祉司、判定員、相談員が専門的な立場で応じます。
日時・場所:12月7日(木)10時~16時 子育て支援センター
※11月13日(月)までに申し込みが必要です。
■知っていますか?四つの児童虐待
◇身体的虐待
殴る、蹴る、たたく、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる など
◇ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
◇性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィ(※)の被写体にする など
※人間の性的行為の描写を売り物にした写真や絵画、小説、映画 など
◇心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(DV) など
■子どもが持っている権利
次の四つは、世界の国々で約束されている、子どもの権利です。誰からも、この権利を奪われることがあってはいけません。
・たたかれたり、ひどいことを言われない
・元気に、健康に毎日をすごして成長する
・保護者から育てられる、守ってもらえる
・自分の意見を言う、話を聞いてもらえる
■相談先
おうちの人や大人の人からたたかれたり、ひどいことを言われたりしたら、一人で悩まず信頼できる大人に相談してみましょう。あなたの力になりたいと思っている人はたくさんいます。
※匿名での相談も可能です。
◇毎日・24時間 通話料無料(※一部のIP電話はつながりません)
虐待かもと思ったら189(いちはやく)
子育てに悩んだらフリーダイヤル【電話】0120-189-783(近くの児童相談所につながります。)
◇毎日・24時間LINE相談
ほっかいどう親子のための相談LINE
(本紙3ページの二次元コード参照)
◇平日(祝日を除く)8時45分~17時15分
こども未来課【電話】62-2131
問合せ:問合せ:こども未来課
【電話】62-2131
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