9月1日は「防災の日」です。この日をきっかけに災害について改めて考え、災害発生時の安全確保や非常持出品について、日ごろから家庭で準備や確認をしましょう。
■防災用品を備えて、安心!
災害発生時には、避難所での生活やライフラインが止まるなど、不自由な生活を余儀なくされることがあります。そのような場合に備えて、避難時に持ち出す「非常持出品」や「非常備蓄品」などを準備しましょう。
◇非常持出品(1次持出品)とは…
避難する時に最初に持ち出すべき生活必需品のこと。
〔ポイント〕男性で15kg、女性で10kg程度を目安に用意し、リュックサックなどにひとまとめにして、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。
・現金(停電時の公衆電話用に10円玉も必要)
・預貯金通帳、印鑑、免許証など貴重品類
・携帯ラジオ、懐中電灯(電池も)、筆記用具
・ヘルメット(防災ずきん)、軍手、防寒具
・飲料水、乳幼児用の粉ミルク、離乳食 など
・非常食(乾パン、缶詰などの火を通さなくてもよい食品)
・救急医薬品(ばんそうこう、常備薬)
・ライター、缶切り、ビニール袋 など
・タオル、ティッシュ、紙おむつ など
・マスク、消毒液など感染症対策用品
・衣類、紙皿、紙コップなど生活用品 など
◇非常備蓄品(2次持出品)とは…
災害復旧までの数日間を自活するためのもの。
〔ポイント〕最低でも3日分を用意し、非常時でも取り出しやすい場所に保管しておきましょう。
・飲料水(ペットボトルなど、一人1日3リットル)
・米(缶詰、レトルト食品、アルファ米)
・副食(缶詰、レトルト食品、ドライフーズ)
・調味料、菓子(特に子ども用として)など
・燃料(卓上コンロ、ガスボンベ)
・鍋、紙皿、紙コップ、ラップ など
・洗面道具、せっけん、洗剤 など
・衣類(上着、下着)、毛布、寝袋 など
・バケツ、ポリタンク、防水シート など
・ポータブルストーブ、灯油、カイロ など
このほか、各種アウトドア用品は、災害時にも便利です
■家庭での備えを、いま一度確認!
・定期的に点検しましょう。特に、食品や飲料水の賞味期限、薬の有効期限、電池の使用推奨期限をチェックして、入れ替えておきましょう。
・家族構成に合わせて準備しましょう。食料や飲料水の備蓄量の目安は「人数×3日分」程度です。
・感染症対策や冬季の寒さを想定して準備しましょう。
・水道や電気、ガスなどのライフラインが止まった状態を想定して準備しましょう。
・地震による家屋の倒壊や津波の襲来などの危険が迫っている場合は、「非常持出品」であっても無理に持ち出さず、避難行動を優先させましょう。
問合せ:危機管理対策室
【電話】63-0133
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