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健康コラム第11回『こどもの生活習慣』

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北海道芽室町

■子どもの肥満
令和4年度の文科省の調査では、肥満傾向の子どもの割合が、全国小中学生の多くの学年で高いことがわかりました。感染症流行の影響による運動量の減少などが要因に挙げられます。町の児童生徒生活習慣病検査では肥満、貧血、脂質異常などがみられます。
大人の生活習慣病の多くは、子どものころからの延長線上で起きます。脂肪の蓄積時期が早いほど将来肥満になりやすく、思春期には生活習慣も決まってきます。思春期肥満の約7~9割は成人肥満に移行してしまいます。

■生活習慣を振り返ってみましょう
食事・運動・睡眠のライフサイクルがバランスよく、毎日規則正しい生活を送ることで、心も身体も良い状態を保つことができます。例えば朝食を食べないと、本来午前中に活発に働く脳のエネルギーが補充できず、集中力や記憶力の低下、体調不良などが起こり、午前中のパフォーマンスが低下します。

▽間食の取り方
おやつは1日200キロカロリーを目安に時間を決めて食べるようにしましょう。脂質や糖質の多いスナック菓子や菓子パンなどよりも、食事ではとりにくい栄養素を含むもの(ヨーグルト、果物など)がおすすめです。

▽貧血の予防
体内の鉄分が不足しておこる鉄欠乏性貧血は、めまい、立ち眩み、朝起きれない、疲れやすい、集中力の低下、眠気や頭痛など、様々な症状が出ます。思春期は急激な体の成長があり、特に女性は月経による影響で鉄の必要量が増します。鉄は肉・魚類と野菜に含まれる2種類があります。肉・魚類の鉄は吸収力がよいです(食べた量の15~20%程度)。また、鉄とビタミンCを一緒に摂取することで吸収がよくなります。

■生活習慣病検査を受けましょう
小・中学生の希望者が生活習慣病検査を受けることができます。積極的に検査を受け、家庭全体で生活習慣病を予防していきましょう。

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