■「地震から身を守る五か条」
令和6年1月1日、元日に発生した、能登半島地震災害において、甚大な被害が発生したことに対し、被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。初めは津波災害が懸念されましたが、一夜明けてその地震による被害、そのすさまじさが露わになり、活断層を直下にした能登半島が微塵にも砕かれた様は、驚きを隠せません。また、この北海道十勝、釧路沿岸の地にも再び地震が来ると言われています。改めて、地震対策を考えざるを得ません。
たまたま町の広報「すまいる」1月号に、2月17日(土)に実施する、町主催の「冬の避難体験会」の記事を目にしました。その時に参加者に配布するパンフレットを入手しましたので、改めて町民の皆さんに「地震から身を守る五か条」を紹介したいと思います。
今回の能登半島地震でも、建物や家財の下敷きになった方もいらっしゃいました、火事もありました、そうしたことに対する対応策など、自分のこととして参考にしてほしいと思います。自分の身は自分で守る、普段からその準備をしておきましょう。
▼地震から身を守る5か条
▽まず身の安全を
テーブルの下などに隠れ、まず、身の安全を確保
・テーブルの下などに身を隠す。
・周囲の状況を確かめ落ち着いて行動する。
・室内でも裸足で歩かない。
▽戸を開けて出口を確保
建物が歪んで戸が開かなくなる前に出口を確保
・避難出口を確保する。(ドアや窓を開ける。)
・余震に備えドアなどは開けたまま。
・ビルではエレベーターを使わない。
▽ご近所に声をかける
自分から積極的に声をかけ、ご近所の安否確認
・両隣、お向かいに声をかける。
・一緒に町内会の一時避難所に行き安否確認
・デマに惑わされずに、冷静に情報の収集
▽すばやく火の始末
揺れがおさまってから、落ち着いて火の始末
・ガスやストーブの元栓を閉める。
・火が出たらあわてずに初期消火
・電気のブレーカーを切る。
▽屋外での落下物に注意
ビル街にいたら、看板やガラス破片に要注意
・あわてて外に飛び出さない。
・落下物から頭を守る。
・ブロック塀や自動販売機から離れる。
・切れた電線や倒れた電柱に触らない。
▽冬に準備しておきたい非常持ち出し品リスト(一例)
□防寒具(帽子、手袋、ジャンバー、スキーウェアなど)□食料、飲料水
□衣類(厚手の長袖、長ズボン、厚手の靴下)□携帯用ラジオ□毛布
□防寒シート(アルミ)□懐中電灯□カイロ□ヘルメット(防災頭巾)
□常備薬、持病薬□簡易トイレ□救急品(救急袋)
□現金、貴重品など□マスク□消毒液□体温計
□屋内用運動靴
▽自分の身を守る態勢 シェイクアウト
地震による揺れを感じたら(想定)、約1分間身を守る方法として「Drop(揺れに倒される前に姿勢を低く)Cover(手や腕で頭や首を守って)Hold on(揺れが収まるまでじっとして)」を実施してください。
▽安全確保行動1-2-3
「まず低く、頭を守り、動かない」を実施することが、なぜ大切なのでしょう?
地震発生時、激しい揺れに襲われるまで、または何かが落下してくるまで、自分の身を守るためには数秒の猶予しかないかもしれません。いざという時に備えておくためには日頃の訓練が必要不可欠です。
室内にいる時に地震が発生したら、その場で安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を実践しましょう。
・まず体勢を低くして地面に近づきましょう。(強いゆれであなたが倒れる前に!)
そして次の行動を取りましょう。
・固定されたデスクやテーブルの下に入り、頭を守りましょう。頭を守るものがない場合は、腕や荷物を使って守りましょう。
・揺れが止まるまで動かずじっとしていましょう。
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