◆6月は食育月間・毎月19日は食育の日です。
◇大切な栄養素「カルシウム」
カルシウムは日本人が最も不足している栄養素で、全ての世代で不足しており、特に成長期・中高年のカルシウム不足は深刻です。
〇カルシウムは骨を丈夫にするだけではありません!
カルシウムは、身体の機能の維持・調節に不可欠なミネラルであり、骨や歯などを作る栄養素です。
カルシウムの大部分はリン酸カルシウムとして歯や骨に含まれ、骨や歯の構造や硬さの維持につながっています。その他、血管内での血流を維持し、筋肉を動かすなどさまざまな機能に関与し、身体の中で重要な役割を果たしています。
〇1日当たりの推奨量
成人一人当たりの推奨量は、男性で700~800mg、女性で650mgです。
〇カルシウムを摂取する方法
カルシウムは、魚介類、乳類、豆類、海藻類、野菜類に含まれています。なかでも乳製品のカルシウムは吸収率がよく、効率よくカルシウムを摂取することができます。特に牛乳は1食分に含まれるカルシウムの量がとても豊富な「高カルシウム食品」であり、小魚や大豆、葉物野菜等と比べてその差はダントツ。コップ1杯という無理のない量で、1日に必要なカルシウムの約3分の1から4分の1を取ることができます。
▽カルシウムの吸収率
・牛乳・乳製品
・小魚
・野菜
▽カルシウムを多く含む食品
〇カルシウム不足による影響
カルシウムは、摂取量が不足しても循環血中濃度が厳密にコントロールされているため、すぐに何らかの症状が出ることはありませんが、継続的にカルシウムの摂取量が不足すると骨の強度が弱くなってしまう可能性があります。なお、カルシウムを十分に摂取していても、ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が悪くなります。ビタミンDが多く含まれている食品は、魚類(鮭・イワシ・サンマ・ブリ・しらす)や、キノコ類(きくらげ・干しシイタケ)です。特に魚はカルシウムも多いので骨の健康のため、お勧めです。
また、運動で骨に刺激を与えないとカルシウムは骨に蓄積されません。いくらカルシウムの摂取量を増やしても運動不足では骨量は減少します。
摂取したカルシウムを効率よく吸収するためには、体に必要なエネルギーやタンパク質を摂取していることが大前提です。
カルシウム不足にならないため、1日3食バランスの良い食事を取ることと、適度な運動を心掛け、高カルシウム食品である牛乳を摂取することがお勧めです。
また、成長期のお子さんは、給食の牛乳だけでは、1日に必要なカルシウムを摂取することができないため、ご家庭でも牛乳や乳製品を摂取することをお勧めします(※アレルギーがある方はその他の食品から摂取しましょう)。
詳細:役場福祉課保健推進担当
【電話】25-2571
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