帯状疱疹ワクチン予防接種費用の一部助成を始めます。予防接種法に基づかない任意接種となりますので、この内容をよく読み、かかりつけ医等にご相談の上、予防接種による効果や副反応等を十分にご理解いただき、接種の判断をしてください。
◆帯状疱疹とは
帯状疱疹は、子どもの時に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。治った後もこのウイルスは神経節に潜んでいるためストレスや過労、病気、加齢など免疫力が低下した際に、再び活性化して帯状疱疹を発症します。
日本では80歳までに約3人に1人が発症するといわれており、皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる痛みが長く続くことがあります。
◇ワクチン接種について
帯状疱疹ワクチンは帯状疱疹の発症を抑制し、重症化や後遺症の予防につながるとされています。
◇ワクチンの種類・費用について
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種方法や回数等に違いがあります。
助成制度の利用はいずれかのワクチンで生涯一度限りとなりますので、ご注意ください。
◇助成対象者
町内に住民票があり、接種日に満50歳以上の方
◇助成開始日
7月1日以降の接種から助成対象となります。
◇接種場所
町内医療機関で接種ができます。
・町国民健康保険病院、ホームケア不活性化ワクチンのいずれかの選択ができます。
・しんどう医院は、生ワクチンのみ接種が可能です。
※長期入院・かかりつけ医等やむを得ない場合のみ、町外医療機関での接種が可能です(一旦全額を支払った後に申請による助成となります)。
◇予約開始日
6月24日から各医療機関で受け付けを開始します。
・町国民健康保険病院
【電話】25-2155
・ホームケアクリニックあづま
【電話】25-5050
・しんどう医院
【電話】25-2558
◆接種の流れ
(1)予約
町内医療機関に接種の予約をします。
(2)予防接種の実施
予約した日時に医療機関へ行き、予診票への記入、本人確認を行った後、接種をします。
※身分証明書(免許証やマイナンバーカード等)、保険証、お薬手帳を持参してください。
(3)自己負担額の支払い
接種後、医療機関窓口で、生ワクチンは3795円、不活化ワクチンは1万円(×2回)をお支払いください。
※町外医療機関で接種を希望する場合は、接種する前に福祉課に連絡をお願いします。助成該当となる場合、予診票および接種済証をお渡しします。接種後に領収書と印鑑、通帳(口座が分かるもの)をお持ちの上、福祉課窓口で払い戻しの手続きをしてください(接種費用は医療機関によって異なります)。助成額は接種費用の2分の1の額です(ただし町内医療機関で接種した場合の助成額を上限とします)。
◆よくあるご質問
Q:帯状疱疹に2回かかる(再発する)ことはありますか?
A:帯状疱疹は一度だけでなく、二度、三度とかかる場合があります。再発する割合は数%といわれています。
Q:帯状疱疹にかかったことがありますが、ワクチンは接種できますか?
A:症状が落ち着いたら接種可能です。必ずかかりつけ医等にご相談ください。
Q:以前に生ワクチンを接種したことがありますが、不活化ワクチンを接種してもいいですか?
A:生ワクチン接種後に不活性化ワクチン接種が可能となる期間等について、今のところデータがありません。この場合の接種については、かかりつけ医等にご相談ください。相談した上で接種する場合は、助成の対象となります。
Q:過去に生ワクチンを接種したことがありますが、再度、生ワクチンを接種してもいいですか?
A:今のところでは1回の接種とされています(不活化ワクチンも同様に2回で1セットを一度限りです)。
Q:過去に生ワクチン(不活化ワクチン)を接種したのか記憶が曖昧です。
A:お手数ですが、心当たりのある医療機関にお問い合わせください(個人情報のため、役場でお調べできません)。
※生ワクチンは平成28年、不活化ワクチンは令和2年に認可されています。
◆予防について
加齢や病気、疲労、ストレスなどによる免疫の低下が帯状疱疹につながることから、日頃の体調管理が大切です。日頃からバランスの取れた食事や適度な運動、適切な睡眠を心掛けましょう。
予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、ワクチンを接種して免疫力を高めることで発症率低下や重症化予防が期待できます。
◆健康被害救済制度
帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意接種です。万が一、予防接種により入院治療が必要となった場合、または障害が残るなど健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の「医薬品副作用被害救済制度」による医療費等の給付が受けられる場合があります。
詳細:役場福祉課保健推進担当
【電話】25-2571
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