■日ごろから備えて、水害から身を守ろう
◆今年、日本各地で発生している水害
今年の7月上旬にかけて、西日本から東日本の太平洋側に停滞した梅雨前線の影響により、西日本を中心に記録的な大雨となりました。
また、愛媛県松山市では大雨の影響により土砂災害が発生し、3人の死者や複数の建物が全壊するなどの被害が出ました。
◆水害は事前に備えられる
大雨や台風、低気圧や前線などによる水害は、日本のどこでも発生する可能性のある災害です。しかし、地震災害と異なり、防災気象情報を事前に入手でき、早めに対策を講じて被害を軽減するなど、災害に備えることができます。
◆線状降水帯とは
近年、顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な被害を与えている線状降水帯とは、発達した雨雲(積乱雲)が列を成し、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたり、強い降水を伴い、ほぼ同じ場所を通過または停滞することで作りだされる雨域のことを指します。
◆水害の種類
▽洪水
河川の流域に大雨が降ったり、春に積雪が融けたりすると河川に多量の水が流出して、護岸施設の破損や堤防を越えた水が沿岸に被害を与えます。
▽土砂災害
斜面が急激に崩れ落ちる崖崩れや、地層がゆっくりと滑り落ちる地滑り、渓流の土砂等が水と一緒に流れる土石流があります。
▽都市型水害
都市部は、コンクリートの建物やアスファルトの道路で覆われ、雨水が地下に染み込みにくくなっています。側溝へ流れても排水が追いつかず、そのまま雨が降り続くと低い場所へと雨水が流れ込み、内水氾濫につながります。
■土砂災害情報の個別配信システムをご利用ください!
市では「土砂災害警戒区域等」に指定された地域に居住する方を対象に、土砂災害の避難情報を個別にメールやファクス、固定電話(自動音
声通話)などでお知らせするシステムを運用しています。
簡単に利用することができ、いざという時に大変役立つものです。市から登録案内が届いた方で、未登録の方はこの機会にぜひ登録してくだ
さい!
※携帯電話等をお持ちの方は、屋外にいても情報が受け取れるメールでのご登録をお勧めしています。
※高齢者の方など、システムの登録が困難な場合は、家族などが本人の代わりに登録していただくなど、ご協力をお願いします。
◇システムでは、次の情報が配信されます
(1)避難情報(市が発令した避難指示等のお知らせ)
・警戒レベル3…高齢者等避難
・警戒レベル4…避難指示
・警戒レベル5…緊急安全確保 のいずれか
(2)避難所開設情報(開設の避難所をお知らせ)
◇ご利用上の注意
ご利用には申し込みが必要です。
右記からお申し込みください(二次元コードは本紙またはPDF版を参照してください。)
■2024(令和6)年度釧路市防災総合訓練を実施します!
下記の日程のとおり釧路市防災総合訓練を実施します。
日時:9月26日(木)午後1時~4時
場所:東港区耐震旅客船ターミナル
[訓練内容]
大規模な地震・津波災害の発生を想定し、51の防災機関が参加する防災総合訓練を実施しますので、市民の皆さんの参観をお待ちしています。
また、訓練中は参加する航空機や船舶、車両等の走行音につきまして、ご理解ご協力をお願いします。
■北海道シェイクアウト2024を実施します!
北海道では、9月6日(金)午前10時から、Mw(モーメントマグニチュード)9.0以上の大規模な地震発生を想定した防災訓練「北海道シェイクアウト」を実施します。
北海道シェイクアウトは、防災の日に地域住民等との連携した訓練を実施し、地域における防災対策の強化を図ることを目的として行われます。
ぜひ北海道シェイクアウトにご参加ください。
[訓練内容]
訓練の時間になりましたら、その場で約1分、安全行動の(1)DROP(ドロップ)(まず低く)(2)COVER(カバー)(頭を守り)(3)HOLD ON(ホールドオン)(動かない)という基本行動を実施してください。
※訓練後は、プラスワン訓練として、避難訓練やハザードマップの確認なども行いましょう。
◎北海道シェイクアウトの詳細は右記から確認してください。(二次元コードは本紙またはPDF版を参照してください。)
問合先:市役所防災危機管理課
【電話】31-4207
■釧路市民防災センターを活用して防災行動力を身に付けましょう!
釧路市民防災センターは「自分の命は、自分で守る」という基本理念に基づいて、地震・津波、火災、救命救急に関する知識、技術を学んでいただくための体験型の施設です。
地震・火災(煙)・初期消火・応急救護学習などの各体験室や未就学児まで乗車可能なミニ消防車コーナー、他にもさまざまな体験施設を備えています。
災害発生時、自分の命を守るための行動が取れるよう、釧路市民防災センターを活用し災害について学びましょう!
◇公式YouTubeチャンネル「みんなの釧路市消防本部チャンネル」では、防災センター各体験の様子を動画で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
問合先:消防本部予防課予防広報担当
【電話】23-0426
<この記事についてアンケートにご協力ください。>