令和6年第1回雨竜町議会定例会が3月6日から13日の会期で開催されました。
同定例会では、町政・教育行政執行方針説明と令和5年度補正予算、人事案件等について審議され議決されました。町政執行方針・教育行政執行方針・一般会計補正予算を紹介します。
■こどもからお年寄りまで笑顔があふれ未来に希望のもてるまちづくり
令和6年雨竜町議会第1回定例会にあたり、町政執行にあたって私の所信を述べさせていただきます。
昨年4月に町政運営を任されてから10か月が経過しました。
この間、町民の皆さんをはじめ、議員各位のご理解とご協力を賜りましたことに対しまして、厚くお礼を申しあげます。
5月には、長い間猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症の法的な位置づけが緩和され、日常生活が戻ってきました。
一方では、世界的な情勢不安による物価の高騰や人手不足、気候変動など、これまでに経験したことのない事象が発生しています。
昨年夏の猛暑は、農作物にも大きな影響が及びました。
水稲の作柄は、品質の低下や収量減が見られたものの、総じて一等米の比率が高い出来秋となったことは大変喜ばしいことでありました。
令和6年の元日には石川県能登半島地震が起き、甚大な被害が発生しました。震災によって亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、被災者の方々には改めてお見舞いを申し上げます。
いつ・どこで・どんな災害が起こるのか分かりません。常に災害に備えた体制づくりや危機管理に万全を期していかなければならないことを、年頭から再認識したところであります。
被災地の一日も早い復旧・復興が進むことをご祈念申し上げます。
さて、昨年12月末に厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が公表した将来人口推計では、2050年の本町の人口は990人となり、2020年と比べ約6割の減少。更に、0歳から14歳人口、並びに15歳から64歳の生産年齢人口は約7割減、65歳以上の人口比率は約6割を占めるとの推計が出されたところであります。
加えて、1月末に総務省が発表した住民基本台帳に基づく2023年度の人口移動報告では、道内の転出超過が前年より増えてコロナ前の水準に戻り、東京一極集中が加速している状況にあります。
人口減少・少子高齢化に向かっている今、これまでの施策を検証しつつ、新たな取組みも進めていかなければなりません。事業の推進にあたっては、
・子どもたちに「夢」を与えられるものであること
・若者が「希望」を持てるものであること
・お年寄りに「安心」を感じてもらえるものであること
を基本として、持続可能なまちづくりを目指してまいります。
以下、雨竜町振興基本計画の項目に沿って、施策の大綱を申し上げます。
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