◆ピクトグラムについて
ピクトグラムとは、不特定多数の人々が利用する公共交通機関や公共施設、観光施設などにおいて、文字・言語によらず対象物、概念または状態に関する情報を提供する図形です。さまざまな人の理解が容易な情報提供手法として、日本を含め世界中の公共交通機関、観光施設などで広く掲示されています。
ピクトグラムのメリットは、事前学習や特別な知識がなくても理解できることです。文字を使わなくても、図形を見て直感的に情報を伝えられるサインなので、外国人、高齢者、障がい者、漢字が苦手な子どもなどにも情報を伝えられます。
しかし、そんなピクトグラムにも欠点があり、地名や駅名など「文字」で成り立っているものに対しては、ピクトグラム化するのが難しい点です。また、国によって形・仕草などの意味合いが異なるため、ピクトグラムの解釈に違いが生じています(例:日本人には当たり前の温泉マークが、食べ物の皿に湯気が出てると解釈される。さわるなマークが、来るなと解釈されるなど)。そこで、国内規格であるJIS規格を設けてマークを統一化し、国際規格であるISO規格と整合を図るため、必要に応じてマークの変更や追加などを行っているほか、交通機関などでは路線や駅番号を設定するナンバリング制を導入する施設が増えるなど、観光などで訪れる外国人などへの配慮も進んでいます。
町としても、役場庁舎や道の駅おとふけにピクトグラムを掲示するなど、高齢者や外国人なども住みやすいまちづくりを目指して各種取り組みを進めています。困っている人を見かけたら声をかけるなど、皆さんの思いやりのある行動で、誰もが住みやすいまちを一緒につくっていきましょう。
問合先:役場企画課企画調整係
【電話】内線213
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