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自治体の皆さまへ

《特集》災害への備え

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北海道鷹栖町

■近年の災害の特徴
地球温暖化は、世界的に熱波や干ばつ、豪雨や洪水などの異常気象の頻発をはじめとして、世界中の人々の生活や環境に直接的かつ広範な影響を与えています。日本でも異常気象による災害情報は頻繁に報道されています。比較的穏やかな気候の北海道内陸部に位置する鷹栖町でも、従来の気候パターンに比べて異常気象が頻発しており、豪雨の頻度や強度が増加しています。

■7月24日の災害状況
今年の7月24日には、11線6号に町が設置している雨量計で前日22時からの12時間総雨量が177mmとなる記録的な大雨となりました。
この集中的な大雨により、町は災害対策本部を立ち上げ、消防団、町職員によるパトロールや土嚢設置、避難所開設、排水ポンプや災害対策車による排水等を実施しました。各地区住民センター、サンホールはぴねすを避難所として開設し、2世帯3人が自主避難しました。
北斗地区・北野地区の一部で内水による住宅浸水被害(床下7棟)があり、旭川鷹栖インターチェンジ周辺でも15事業所に浸水被害がありました。
また、農地の畔崩れや水稲、小麦大豆などの農作物被害も多数報告され、河川の護岸ブロック損傷、河岸の洗掘、道路の土砂流出、法面崩壊なども多数生じ、復旧工事が行われています。

■被害が大きかった過去10年間での大雨
・平成26年 8月4日・5日
・平成27年 7月31日・8月1日
・平成28年 8月16~8月23日
・平成30年 7月3日
・令和5年 8月9日
7~8月に大雨の被害

■水防訓練
水防訓練は、災害に備えるための非常に重要な活動であり、地域全体の防災力を高めるために欠かせない取り組みです。
平成26年8月の水害を教訓に翌年から毎年、消防団、町職員、関係機関と連携した水防訓練を実施しています。また、B and G財団の支援を受けて防災資機材を活用した訓練や研修を行っています。

■今だからできる防災対策と地域の取り組み
▽「Yahoo!防災速報」で自分の防災タイムラインを作ろう
Yahoo!防災速報は、災害発生時にいち早く重要な情報をお届けするスマートフォン向け無料アプリです。
このアプリは、自宅所住所や周辺環境、家族構成などを登録することで、自宅周辺の災害リスクや家族の状況に合わせた「備蓄品」や「避難先」を簡単に確認できる機能、災害の危険が迫っているときに防災行動確認のタイミングをお知らせする「防災タイムライン」があります。

▽地域でできる防災対策
B and G財団の支援金を活用して各地区の地域運営組織が主体となって行う防災研修が今年度も予定されています。(時期未定)
各地区の防災イベントに積極的にご参加ください。
町では各地区のイベント等で防災の大切さをPRし、地域の防災力強化を地域運営組織とともに担ってもらうため、地域運営組織の防災士育成を支援しています。

▽自宅でできる防災対策
・大雨で下水が流れにくくなることも
家の周囲の点検(排水溝の確認、土砂崩れの危険箇所のチェックなど)、防災グッズの準備(非常食、飲料水、ラジオ、ライトなど)、避難経路の確認と避難計画(誰と、どのタイミングで、どのような手段で避難するかなど)を予め決めておく。
災害時に限られた資源を生かすためには、多少の不便に慣れておくことが必要です。好き嫌いなく食べられること、暑さ寒さにある程度我慢できること、多少の環境の違いでも眠ることができるなど、日常生活の中で少しずつ意識して取り組むことが、災害時にも安心して対応できる体づくりに繋がります。

■防災行政無線は聞こえていますか?
各世帯と事業所に貸与している防災無線個別受信機、各地区の屋外スピーカーから毎日午後6時半に町に関するお知らせをしています。災害時に避難情報を受け取るためにも、個別受信機は必ず受信できるようにしておきましょう。
防災行政無線以外にも「登録制メール」や「防災ナビ」、鷹栖町のSNSからも、緊急時の放送内容を確認することができます。

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