年頭挨拶(2)

2／11

■年頭に当たって
黒松内町教育長　鈴木浩勝
新年おめでとうございます。
皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より教育委員会の業務全般にわたり、御支援御協力を賜り心より感謝申し上げます。
昨年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に移行され、感染防止に配慮をしながらではありますが、各種行事、イベントや教室などの活動が教育委員会におきましても、学校や各文化・スポーツ・地域づくり団体などでも活発となり、再び、多くの方が出会い、楽しみが生まれることできました。
明るく夢が広がる話題では、本町出身の星槎道都大学4年生の滝田一希君が、プロ野球広島東洋カープに入団が決まりました。小学生から野球を始めた滝田君は、大学時代の活躍が高く評価され、ドラフト3位指名を受けました。夢を持ち続け、一歩一歩の積み重ねが大切であると、教えていただきました。町民にとっても初めてのプロ野球選手が生まれたことで、より野球が注目されることでしょう。
黒松内小学校が昨年、開校140周年を迎えました。町の歴史の中で、子ども達の学びの場として、各時代の先生や地域の大人が子供の学びを支えるため、学校建設や運営に御尽力いただいた証といえます。これは、町内にある他の学校も同様であるとともに、子供達を大切に育み、将来につないで行かなければならないと改めて強く感じました。
教育の現状におきましては、町民の皆様がふるさとを愛し、文化にふれ、生活に楽しさや喜びを実感できる環境づくりに努め、また、中学校の部活動指導員の地域移行とともに質の高い教育の持続的な継続を目標とした教員の働き方改革や、総合町民センターの改修計画、町の歴史を知る郷土品の保存・展示等のあり方などの課題に対し、取り組んでまいります。
町民センターの改修では、「学びと子育て」の多世代交流複合拠点施設をテーマに、大ホールの整備や、放課後子ども活動やロビーの多目的利用を可能とし、再生可能エネルギーを煖房利用に取り入れたいと考えております。
結びに、総合教育大綱に掲げる「深く、強く、広い心の黒松内人を育む」の基本理念のもと、教育は未来につながる仕事であるとの意識を持ち、教育委員会一同精進していく所存でありますので、町民各位の御支援御協力を重ねてお願い申し上げます。本年が皆様におかれまして、干支の辰のように大空を舞い上がる元気にあふれ、明るく、いきがいを持ち、希望に満ちた年となりますよう心から御祈念申し上げまして、新年の御挨拶といたします。

■新年を迎えて
黒松内町議会議長　福本誠一
明けましておめでとうございます。
令和6年の年頭に当たり、黒松内町議会を代表して、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。昨年10月の改選に伴い、議会も新たな構成となりました。
議員一同、決意を新たに、町民の皆様にとって身近な開かれた議会を目指し、町政発展のために誠心誠意取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、5月から季節性インフルエンザと同等の5類へ変更されました。感染拡大を防ぐための私権制限などはなくなり、感染対策は個人の判断に委ねられ、私たちの生活に大きな影響を及ぼしたコロナ対応は、「平時」への移行に向け節目を迎えました。
コロナ対策については、常任委員会で議論をしてきましたが、ワクチン接種の方法や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した様々な感染症防止対策や緊急経済対策について、町と議論し効果的な対策が実行できたと考えています。
町議会に関心を持っていただくため、令和2年3月に議会活性化特別委員会を設置し、本町に適した議会活動の在り方を調査検討してまいりました。
委員会では、町議会の役割及び活動や町議会議員の仕事について、議員が直接町民の皆様に説明をする機会が必要であるという意見が出されました。
そこで、先進自治体の取組等を参考に、令和3年8月から議員が町民の皆様のところを訪問し、希望のテーマに沿って話や意見交換をする議会出前懇談会を始めることとし、これまで4回にわたり町民の皆様と懇談をしてきました。
また、昨年2月には、13年振りとなる議会報告会を開催し、7月にも2回目の議会報告会を開催し、参加された皆様と町の課題等について意見交換を行いました。議会報告会に併せて議会に対するアンケート調査も行いましたが、出前懇談会や議会報告会など議員と町民が相互理解を深める場を増やしてほしいという要望等がありましたので、今後も継続をしてまいります。
人口減少や少子高齢化、地域公共交通の確保など様々な行政課題がありますが、町民の皆様が安全で安心して暮らすことができるまちの実現に向けて、町議会としても負託に応えるべく全力で取り組む決意でおります。
新しい年が町民の皆様にとりまして、明るく幸多い年となりますよう心から御祈念申し上げまして、新年の御挨拶といたします。