姉妹市町提携を結ぶ愛媛県西予市に町内の小中学校の児童・生徒が交流事業の一環として訪問しました。
今年度で姉妹市町提携30周年を迎えた西予市との絆(きずな)はますます深まっていきます。
◆深く、強く、広い心を育む4日間の貴重な体験
世界文化遺産・西予市交流体験学習事業は町内の中学2年生を対象に、姉妹市町提携を結ぶ愛媛県西予市を訪れ、異なる自然や文化、歴史などに触れること、また、平和と命の尊さについて考え、平和意識の高揚を目指すことで、広い視野と豊かな感性を身につけることを目的として実施しています。
今年度は中学2年生24人が1月10日から3泊4日の日程で団長の渡邊千晄(ちあき)さん、副団長の阪井杏花(きょうか)さんを中心に、愛媛県西予市と広島県広島市を訪問しました。
事前学習では、西予市とのこれまでの交流の経過や、広島市で訪れる原爆ドームに関する戦争と平和について学びました。
研修2日目の西予市立明浜中学校1・2年生26人との交流会では、中谷優心(ひろと)君と菅原寧々(ねね)さんの本町紹介で交流が始まり、明浜中学校の生徒たちによる明浜町の紹介の後、アイスブレイクやドッジボールなどのレクリエーションで徐々に打ち解けていきました。
その後、明浜町の天晴(あっぱれ)農園で明浜中学校の生徒にみかん狩りを教えてもらいながら一緒に体験し交流を深め、また、本町では体験できない自然や文化、生活の違いを知ることができました。
研修3日目には広島市の平和記念資料館を訪れ、原爆ドームや資料館を見学しました。
原爆投下の経緯や被害について、爆心地から約19km離れた山中で被爆した迫田勲さん(当時7歳)の体験講話を聞き、生徒たちは戦争の悲惨さを実感したと同時に命の大切さや平和に対する意識を高めていました。
参加した生徒たちは、この4日間の研修で平和や命の尊さについて学び、考え、広い視野と豊かな感性を身につけるという研修の目的を達成し、一生の財産となる貴重な体験をすることができました。
◆小学生からの絆(きずな)づくり
令和6年1月12日から15日までの4日間、本町から5人の小学生交流訪問団が西予市を訪れました。
この小学生派遣交流事業は、毎年交互に訪問団を派遣し、本町からは今回が7回目の派遣となりました。
訪問2日目にはホームステイ先の子供たちも合流して交流事業がスタート。
始めは緊張した様子の子供たちもすぐに打ち解け、「冬は学校で何してるの?」「北海道ってどのくらい雪降ってるの?」と笑顔で会話を弾ませていました。
ピザ作りやブナの植樹、109mのぞうきんがけレース、みかん狩りなど、子供たちは本町と違う文化や歴史、自然、産業などを体験しながら学び、交流を深めました。
3日目のお別れ会では、名残惜しそうにしながらも「また会おうね。」と再会の約束をしていました。
初めて乗った飛行機、初めて見る景色、初めて食べる食材、初めて家族と長時間離れたホームステイ先での宿泊など、今回の交流訪問で体験した「初めて」が、忘れることができない素晴らしい思い出として、子供たちの心に深く刻まれました。
◇訪問団員(敬称略)
※名簿は本紙をご確認ください
■描いてみませんか?「かまぼこ板の絵」
小学生訪問団も訪れた「ギャラリーしろかわ」では、かまぼこ板に絵を描いた「かまぼこ板の絵」の展覧会を毎年行っており、次のとおり本年も開催されます。
募集要項は町企画環境課でも配布していますので、この機会に「かまぼこ板の絵」に挑戦してみませんか。
材料:かまぼこ板(1作品1枚~100枚)最大面積1平方メートルまで
応募資格:プロ・アマ問わず誰でも応募可
応募方法:板の裏に直接、絵の題、郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号などを記入の上、「ギャラリーしろかわ」へ送付してください。
募集期間:令和6年2月1日から令和6年4月20日まで(消印有効)
入賞発表:令和6年6月上旬
お問合せ先:
愛媛県西予市立美術館「ギャラリーしろかわ」【電話】0894-82-1001
(愛媛県西予市城川町下相680)
町企画環境課(担当 矢木田)【電話】72-3376
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