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猟友会のしごと(2) ~鳥獣被害からまちを守る~

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北海道黒松内町

■駆除の流れ~ヒグマの場合~
ヒグマの出没情報は、町産業課や寿都警察署に連絡が入り、町の担当者が現場状況を確認します。
ヒグマの出没場所や頻度、被害状況によって駆除する必要があると判断された場合、箱わなを設置して捕獲を試みます。
箱わなは、箱内にエサを設置し獲物をおびき寄せ、獲物が中に侵入すると扉が落ちて捕獲する仕組みのわなです。
捕獲されたヒグマは猟友会によって銃で仕留められ、その後、町内の解体施設で解体処理され、牙や大腿骨(だいたいこつ)などは道の研究機関へ送り、その他の部位は廃棄処分されます。

(1)現場の確認
足跡やふんの痕跡からヒグマの大きさや頭数を把握する。

(2)箱わなの設置
わなが作動すると検知センサーが反応しハンターへ通知が送られる。

(3)駆除
ヒグマが捕獲されると猟友会員が集まり、銃で仕留める。

(4)解体処理
町内の施設で解体処理し、骨や臓器の一部は研究機関に送る。

▽箱わな設置場所の周辺は、特にヒグマが出没する可能性が高いため、絶対に近づかないでください。

■ヒグマ出没注意
今年度のヒグマの目撃情報(足跡やふんなどの痕跡も含む)は添別で11件、中ノ川で3件あり、他にも西沢、豊幌、赤井川、南作開、歌才、東山のフットパスコースでも目撃され、9月1日時点で24件の報告があり、昨年度の同時期よりも増加しています。
また、1年の中でもヒグマによる人身被害が多い9月1日から10月31日までを、道では「秋のヒグマ注意特別期間」に定めるなど、今の時期は特に警戒が必要です。
秋は紅葉狩りやキノコ採りなどで森に入る機会が増える時期です。ヒグマに遭わないよう十分に注意しましょう。

◇ヒグマに遭遇しないために
通常、ヒグマは無闇に人間の前に姿を現すことはありませんが、降雨や濃霧などで見通しが悪い時や、強風で音が聞こえにくい時など、両者が共に気づかず偶発的に遭遇した時が最も危険です。
ヒグマに注意が必要な場所では次のことを守りましょう。
・鈴やラジオなどでヒグマに人間の存在を知らせる
・ごみなどの餌になり得るものを屋外に放置しない
・事前にヒグマの目撃情報を確認する

▽「ひぐまっぷ」
ヒグマの目撃情報はこちらから ※本紙掲載の二次元コードから

◇ヒグマに遭遇したら
ヒグマに遭遇した時は冷静沈着な対応が必要です。ヒグマとの距離・行動・気配などによって状況は異なりますが、次のことを守りましょう。
・全員が集団で行動し、弱みを見せないこと
・ヒグマに背中を向けずに静かにゆっくり後退する
・ヒグマを刺激する恐れがあるため、絶対に走らない

▼ヒグマの目撃情報はコチラまで
町産業課【電話】72-3835又は寿都警察署【電話】62-2110

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