■県立佐原高等学校
郷土芸能部
「伝統のバトンをつなぐ」
◆佐原ならでは!部活でお囃子(はやし)?!
ユネスコ無形文化遺産に登録されている「佐原の山車行事」。山車の上で演奏される「佐原囃子(さわらばやし)」は、情緒的なメロディーを特徴とする地域の伝統芸能です。
佐原高校郷土芸能部は、佐原囃子を中心に笛や太鼓の演奏を行っている県内でも大変珍しい部活動です。各種イベントで演奏を披露し、その魅力を伝えています。
◆佐原囃子の雰囲気を楽しんで
5月に開催された佐原囃子の魅力を発信するイベント「下座(げざ)博覧会」では、2・3年生が体験会の講師として参加しました。お客さんにお手本を見せながら、大正〜昭和時代に流行した演目である「船頭小唄」などを一緒に演奏し、会場は大盛況。地元の下座連「佐原囃子連中(さわらはやしれんじゅう)」と息の合った演奏を披露し、会場からは大きな拍手が起こっていました。
イベントに参加した遠藤(えんどう)さん(3年)は「たくさんの人が演奏を楽しんでくれてうれしい。後輩たちにも伝統を引き継いでいきたい」と話してくれました。
10月には文化交流として、アメリカでの演奏も予定されているとのこと。これからも国内外のたくさんの人たちに、佐原囃子の魅力を伝えていきます。
◇佐原高等学校
1900(明治33)年、佐原中学校として創設。「文武両道」「質実剛健」を重んじた教育を通して、知・徳・体の調和の取れた人間性豊かな生徒を育成しています。
学習面だけでなく、行事や部活動の活性化を図ることで、生徒の自主性や心の教育を推進しています。
問合せ:県立佐原高等学校
【電話】0478-52-5131
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