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千葉県

千葉の夏がやってきました。県内各地でさまざまなイベントなどが開催されますが、三方を海に囲まれた千葉ならではの過ごし方も魅力的です。県立美術館・中央博物館では海にちなんだ企画展も開催していますので、ぜひ足を運んでみてください。
昨年は「勝浦の涼しさ」がマスメディアなどで大きく報じられました。記録が残る1906年以降、一度も35℃を超える「猛暑日」を記録していないなど、東京都心と比べて夏は3℃から5℃近くも涼しいことが注目されました。
勝浦沿岸は水深が深く、南風によって海面の水が押し流されることで海底の冷たい水が上がり、風が冷やされ陸地に届くので、涼しい気候になるといわれています。
また、千葉の夏といえば梨ですね。千葉県は栽培面積、収穫量(生産量)、産出額ともに日本一を誇る「梨王国」です。
千葉県における梨の歴史は江戸時代にまでさかのぼり、八幡地方(現在の市川市八幡地区)で川上善六(かわかみぜんろく)により広まったといわれています。川上善六が八幡地方にどんな作物が適しているかを探していたところ、美濃国(みののくに)(現在の岐阜県)で品質の良い梨が栽培されているのを見てその技術を学び、枝梢(ししょう)を持ち帰って八幡地方に広めました。八幡地方で収穫された梨は江戸に運ばれ、高級品としてもてはやされ、産地は急速に拡大し、江戸末期には関東で最大の梨産地になったと推定されています。
千葉県民にとっては「梨といえば千葉」は当然、と思われるかもしれませんが、実は全国的には「千葉が梨日本一である」ということを知らない方がまだまだ多い状況です。県では今年から梨のプロモーションを強化する方針ですが、皆さまも県外の方に千葉の梨をPRしていただけると幸いです。

千葉県知事 熊谷 俊人(くまがい としひと)

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