■地域包括支援センターとは
高齢者が住み慣れた地域で安心して過ごすことができるよう、主任ケアマネジャー、保健師、社会福祉士などの専門職が連携をとり、高齢者の支援をします。「認知症や介護予防について知りたい」「退院後の生活が心配」「介護サービスについて知りたい」などお気軽にご相談ください。
今回は、「高齢者虐待を防ぎましょう」についてです。
日本では、医療体制の整備や健康意識の高まりなどから平均寿命が延び、多くの人が長く生きられるようになった一方で、高齢者の虐待件数は年々増えています。虐待の要因として、認知症や自立度の低下、家族の介護疲れ、介護者以外の関心の低さに伴う社会的孤立や精神的ストレスの蓄積、経済的問題などさまざまなことが挙げられます。
虐待を防ぐためには、抱え込まずに誰かに相談すること、介護負担を軽減する策をとることが重要です。また、生命・身体に重大な危険が生じている高齢者虐待を発見した時や、高齢者虐待を受けたと思われる方を発見した時は、迷わずに地域包括支援センターや高齢者福祉課に通報してください。
▽こんな行為は高齢者虐待です
・言うことを聞かないので叩く、殴る、蹴る。
・無理矢理食べ物を口に入れる。
・高齢者が話しかけているのに意図的に無視をする。
・怒鳴りつける。
・介護や世話が大変なので世話をしない。オムツを替えない。
・年金などを本人以外のために使っている。
・下半身を裸のままにしている。次回は、「成年後見制度」についてです。
相談・通報先:
地域包括支援センター【電話】443-1207
南部地域包括支援センター【電話】308-3426
高齢者福祉課【電話】443-1491
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