■毎日10分で健康寿命をのばしましょう!
令和5年度の特定健診「標準的な質問票」で「ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速い」に「いいえ」と答えた人の割合が7割(69.5%)でした。これは、普段の歩行の速さから、キビキビと活動できる体力があるかどうか聞いており、運動不足により、体力が落ちている人が多いことがわかりました。運動不足は糖尿病、心臓病、がん、ロコモ※1、うつ、認知症などさまざま病気のリスクになります。
今より10分多く、毎日からだを動かしてみませんか。
※1 ロコモ(=ロコモティブシンドローム)とは骨や関節の病気、筋力の低下によって転倒・骨折しやすくなることで、自立した生活ができなくなり介護が必要となる危険性が高い状態を指しています。
□いつでもどこでも、+10(プラス・テン)※2
~+10とは、今よりも10分多く体を動かすこと~
※2 1日の身体活動量が10分増加すると、3.2%のリスク(死亡、生活習慣病・がん・ロコモ・認知症の発症(厚生労働省:健康づくりのための身体活動基準2013))の減少が明らかになっています。
こどもA君の場合:
・朝起きたら、ラジオ体操ですっきり目覚まし!
・[昼休み]お友達と外で思いっきり遊ぶ!
・スマホやテレビの時間を少なくして、お手伝い
成人Bさんの場合:
・つま先立ちで歯みがきしてすっきり!
・[通勤時]早歩き、自転車通勤、車を遠くの駐車場に停める
・[休憩中]散歩、ストレッチ
・歩幅を広くする、歩いて買物、夕食の準備
・テレビを見ながら筋トレやストレッチ
高齢者Cさんの場合:
・キビキビと掃除や洗濯、家事の合間に「ながら体操」
・座りっぱなしにならないようにこまめに動く、階段を使う
・町内会・ボランティア活動への参加、子どもや孫の送り迎え
安全のために体調の悪いときは無理をせず、からだを動かす時間・程度は少しずつ増やしましょう。また、病気や痛みのある場合は、医師や健康運動指導士などの専門家に相談しましょう。
市で開催予定の楽ラク筋トレ教室や生活習慣病予防教室では、ご自身にあった運動の取り入れ方や食事など、保健師や栄養士が一緒になって考えます。健診の結果、異常値が見られた方は生活をふりかえるチャンスです。健康相談を受けて、自分の健康のヒントを一緒にみつけましょう。また、医療機関の受診の案内のあった人はなるべく早く受診をして、適切な医療を受けましょう。
問合せ:健康推進課
【電話】36-1154
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