■11月15日は口腔(こうくう)がん検診の日
口腔(こうくう)がんはできる場所によって、舌がん、歯肉(しにく)がん、口腔底(こうくうてい)がん、頬粘膜(きょうねんまく)がん、口蓋(こうがい)がん、口唇(こうしん)がんに分類されます。
口腔がんのうち最も多く発生しているのは舌がんで、次に歯肉がんとなっています。
発生頻度は、がん全体の約2%で、日本では年間約2万5千人がかかり、約8千人が死亡しているといわれています。口腔がんは他のがんとは違い、患部を直接見ることができますが、一般的にはあまり知られていないため、進行するまで放置されてしまう場合が多く、罹患率(りかんりつ)も死亡率も年々増加しています。
口腔がんは40歳を過ぎた頃から発症することが多く、加齢とともに増加します。喫煙、飲酒、口の清掃不良、刺激の強い食べ物、合わない入れ歯などによる粘膜の損傷など、慢性的な刺激による遺伝子の異常により起こります。
初期のうちに適切な治療をすれば、ほぼ治癒し、後遺症もほとんど残ることはありませんが、進行がんになるに従い治癒率は低下し、日常生活に大きな支障を残すことになる場合も少なくありません。だからこそ早期発見が重要になります。
〈口腔がんチェック〉
・口内炎が2週間以上治らない
・かんだ傷や抜歯した傷がなかなか治らない
・粘膜のただれ、赤や白のできものがある
・硬いシコリ、腫れがある
・舌がうまく動かなくなった
・口が開きにくくなった
・唇や舌がしびれる
・タバコを吸う
気になる症状がある場合には、かかりつけ歯科医院に相談しましょう。
問合せ:健康増進課健康支援係
【電話】42-5595
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