国内で販売されている歯磨剤のうち、9割以上の商品にフッ化物が含まれています。フッ化物は歯の質を高め、再石灰化の促進や細菌の働きを抑える効果があり、虫歯予防に有効です。
◆フッ化物の濃度に注目
下表は年齢別の歯磨剤の使用量とフッ化物濃度を示しています。令和5年の変更により、歯が生えてから5歳までは1,000ppmF、6歳から成人は1,500ppmFまで使用できることになりました。歯磨剤の購入の際には、歯磨剤に記載してある濃度もぜひチェックしてみてください。
「う蝕予防のためのフッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法(2023年版)」より一部抜
◆歯磨剤を効果的に使いましょう
フッ化物を口の中に長くとどめて効果を発揮するためにも、うがいはごく少量の水(ペットボトルのキャップ1杯程度)で1回にし、うがいをした後の1時間程度は飲食を控えましょう。うがいができない年齢の人は、ジェルタイプの歯磨剤を使ってみましょう。
寝ている間は唾液が減り、虫歯になりやすく進行しやすい時間のため、寝る前の歯みがきは丁寧に行いましょう。また、歯磨剤だけでなく、洗口剤の使用や歯科医院でのフッ化物歯面塗布などを複数併用するとよいでしょう。
これからも、自分や家族の歯と口こう腔くうの健康のために、定期的に検診やクリーニングを受けましょう。
問合せ:子ども家庭課母子保健係
【電話】29-5096
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